1月21日(日)

こんばんは。時は猛スピードで飛んでますね・・う~ん、もう一週間。明日は別府でお仕事。今からその準備にとりかかりますがその前に先週の出来事を少々ブログに。

一番忙しかったのは18日(木)14時からの地元「令和5年度北馬城の未来を熱く語る会」の準備。地元小学校6年生の発表に始まり、一般5名の発表があり後半は昨年に続き、和歌山大学名誉教授の渡部幹雄先生の講演。今年も昨年に劣らない会になってホッとしました。会が終わり、数名から「良かった」の弁を聴き、苦労も吹っ飛びました。

 

 

 

【小6年生の発表も良かった】【渡部先生の情熱のある講演・・流石です】

 

 

 講演者の渡部先生の「観常」と言う言葉をはじめて聞き、この言葉が引っかかっていましたが、観光は光を観る、観常は普通の生活を観るという渡部先生の造語だそうです。

 大分県由布市庄内町の空き家を買い、修理してB&Bという民宿を昨年より営み、由布の里自由大学を名乗り、本年度は校舎を拡大し(1家屋が3家屋に)。

 B&B(ブック&ベッド)から第二B&B(バード&ベッド)第三B&B(バイク&ベッド)と名付け、宿泊料金は全て5,000円以下の低料金で運営している私設自由大学で庄内の自然と人との語らいを大切なモチーフにしているようだ。

 外国人でもフランス人は「観光」でなく「観常」意識が強く、リュック姿の旅人が多いそうです。それに比べ中国と韓国からはほとんど「観光」で団体観光客として日本へ。昔の日本の海外への団体客みたいだとか。

 

皆さんはどちら派ですか。

 私は若いころからリュックを背負っての「観常」旅行が好きだったのですが、今は、時々「観光」も。どちらかと言えば「観常派」かな。

 

以下は昨年暮れの先生のフェイスブックの一文です。

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本年度照会文・・1年経って? (2023年12月27日わたなべみきおFACEBOOKより抜粋)

 

この一週間は、外国人専用の宿の様相。ゲストの延べ人数では僅か一割が日本で、国別ではニュージーランド、オーストラリア、フィリピン、韓国、日本の順。

 由布の里自由大学の目標としている学生交流、国際交流の場となる目標イメージにも到達へ近づきつつあるようだ。

この一年間で社会を見る小窓、世界を見る小窓のような気分ともなった。根底には都会との格差是正のための過疎地域でのエコミュージアム的手法での地域振興を意識している。エコミュージアムが地域を映し出す鏡とされるので、来訪者にとっては地域社会の鏡の前に立つことになる。それが目指す観常の世界。

 この一週間、連泊者の多くが地元スーパーマーケットで半額の惣菜をゲット。大げさに言えば、これも庄内の日常に触れた旅ともなる。来訪者の多くがリラックスして地域の人と会話するなど地域に溶け込んでいる。これが観常地での来訪者としての過ごし方でもある。

 蛇足ながら、従来の宿屋業は不向きとされる日本全国のどんな立地条件でも、この一年間の実験から宿屋業は成立するというように感じている。何故ならば、日本の社会をみる観常地はどこにも存在する。昨日の韓国からの今年二組目の中年ライザーも極自然だった。これで良し。

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 先週無性に別府市の「とよ常」の天丼が食べたくて行きました。エビ4匹の特上天丼はやはり美味でした。時々食べたくなるのですよ。

 

【いつも昼食時は行列ができています。根気よく並んでいただきました。完食!】