ぷーさんの卒業した中堅高校の進路指導では
「安易に理系を選択しないように。」と言われます。
文系を選択したほうが楽で、受かりやすいのでしょうか?
ご訪問ありがとうございます。
2022年に旧帝大文系学部に合格した子どもの受験を振り返っています。
高校受験では第一志望校に不合格。中堅私立高校に入学しました。
合格大学は旧帝大のほか
早稲田大学 東京理科大学 同志社大学など。
どなたかのご参考になれば嬉しいです。
ぷーさんの高校に限らず、世間的に理系=賢い、勉強が大変。
文系=楽。というイメージがあるようですが
ぷーさんも私も「なんとなくそうは思えない」派です。
なぜなら、文系上位クラスの実力は確かなトップ層でも、第一志望に合格した人はとても少なかったと聞いているからです。
当日のコンディションなどの要素はあるにしても、先輩の経験談からも「文系はみんなのイメージよりも合格しづらいのでは?」と感じるからです。
ぷーさんの高校では、高2から文系理系に分かれます。
文理分けの直前に行われた高1の校内模試の結果をもとに、検証してみました。(ぷーさんの先輩のデータになります。)
データの年度の、校内模試上位30位までの生徒のうち
文系を選択した生徒は10名。理系は20名。
ちょうど1:2の割合となっていました。
そして、受験の結果を追跡してみますと、次のようになりました。
文系上位10名による合格数
旧帝大 1
その他国公立 1
早慶上理 なし
GMARCH 2(うち1はW合格)
関関同立 3(うち2はW合格)
10名のうち、旧帝大、その他国公立、難関有名私大のいずれかに合格したのは4名となります。
理系上位20名による合格数
旧帝大 4
その他国公立 10
早慶上理 5(うち2はW合格)
GMARCH なし
関関同立 3(うち2はW合格)
20名のうち、旧帝大、その他国公立、難関有名私大のいずれかに合格したのは18名となります。
注)文系理系共、高1校内模試30位以下からの旧帝大合格者は若干数あり。既卒は含みません。
これを見ると…なんとなく文系のほうが「割に合わない」感じがしませんか?
校内模試30位以内での、文系選択者と理系選択者はバランスよく散らばっていて、1位から20位が理系を選択し、21位から30位が文系を選択したわけではありません。
やや乱暴かもしれませんが、高1の時点で、文系と理系のメンバーに学力の違いがそれほどあったとは思えません。
文理に分かれてからの(高2以降の)校内模試の成績を追跡しても、文系選択した生徒がその後大きく成績を下げていることもありませんでした。
ですから、今、文理選択で決め手がなく迷っている人が
「理系よりも文系のほうが確実に、偏差値の高い、あるいはブランド力のある大学に合格できるだろう」
と考えて文系を選択するのはあまり得策ではない気がします。
ぷーさんの卒業校についてしかわかりませんが、
理系が、在学中の成績と照らしてほぼ順当に受験結果が出ているのに対して、文系は流動的で本来の学力(在学中の模試を含む成績)と受験結果が一致していない印象があるからです。
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