早稲田大学商学部の受験を検討していたとき、学部間併願を考えて「英語4技能入試」を導入している他の学部についても調べました。
結局他学部の受験は見送ったのですが、それぞれの入試方式の特徴を振り返りながら感じたことを書いてみました。
ご訪問ありがとうございます。
2022年に旧帝大文系学部に合格した子どもの受験を振り返っています。
高校受験では第一志望校に不合格。中堅私立高校に入学しました。
合格大学は旧帝大のほか
早稲田大学 東京理科大学 同志社大学など。
どなたかのご参考になれば嬉しいです。
早稲田大学で、「英語4技能テスト利用型」の入試方式を導入している学部は4つあります。
文学部、文化構想学部、国際教養学部、商学部です。
今回は商学部を除く3つの学部について書きたいと思います。
※詳しくは大学HPでご確認をお願いいたします。
まず、国際教養学部です。
1種類のみで、かなり独自性のある入試方式です。
共通テスト、英語(本学筆記試験)、英語4技能テストの3つの合計点で合否が決まります。
①共通テスト 国語、選択(地歴・数・理より1科目)の2科目
②英語筆記試験 (本学で受験)
③英語外部検定試験 加点方式
英検の場合 1級合格+20 準1級合格+14 2級合格+7
※スコアを提出しなくても出願可能。
英語に比重が置かれている他、共通テストで必須科目となっている国語がとても重要になると感じました。
続いて、文学部と文化構想学部です。
この2学部については入試方式が共通です。
一般選抜と英語4技能テスト利用型の2種類で、一般と4技能の併願が可能です。
一般選抜
〇筆記試験 外国語 国語 地歴(本学で受験)
英語4技能テスト利用型
①筆記試験 国語 地歴(本学で受験)
②英語外部検定試験 スコア提出が出願条件
英検の場合、各技能500以上 合計2200以上
※スコアを提出しないと出願不可。
比良先生は、文学部・文化構想学部について「英語4技能利用型は全然有利ではない。一般選抜で合格を目指したほうがいい。」と仰っていました。
4技能利用型の国語、地歴の平均点が一般選抜よりも高いことがその理由です。
4技能利用型は英語が免除(本学での筆記試験がない)のため、地歴と国語 の2科目で合否が決まります。
早期に必要なスコアを取得しておけば、直前期は地歴と国語の勉強に集中できることを考えると、2科目の平均点が高くなることは自然な流れではあります。
比良先生の仰る通りで、文学部・文化構想学部の英語4技能利用型は「狙い目」とは言えないと思います。
それでも4技能利用型へ出願する価値は大いにあると思いました。
一般選抜と4技能利用型両方に出願しても、入試日は同じで受験生本人の負担は変わらず、問題の違いによる不公平も起こりません。
また英語が得意でも問題との相性があるため「英語が全然できなかった」となることもあり得ます。
その場合、4技能利用型を併願していれば、国語と地歴2科目で合否が出ますので、英語の失敗が影響しません。
英語外部検定試験は早期から何度も挑戦して合格またはスコアアップを目指すことができます。
英語4技能テスト利用型は、英語を頑張っている人、そして「本番では緊張してなかなか力を発揮できにくい」タイプの人にとってとてもよい制度だと私は思っています。
早稲田大学の文学部、文化構想学部を志望する場合は
①英語を先取り学習して英語外部検定試験で必要なスコアを取得する。
②直前期は国語・地歴に比重を置いて準備をする。
③一般入試と英語4技能利用型を併願する。
これが最も盤石な方法だと感じました。
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