出張中


一度は行ってみたかった
比叡山延暦寺
に行ってきました。

なにせこのお寺は日本仏教界のメッカ(?)ともいうべき古刹!

現在は世界遺産!



伝教大師、最澄が創建され


日蓮大聖人様(蓮長さん時代16~21才)が5年間修学なされた聖地。

まずは湖西線のローカル線に乗り


比叡山坂本駅で下車。



ここからはバスでケーブルカーの駅まで行きますが、

 

少しでも大聖人様の時代を感じようと徒歩で出発!走る人走る人



約2キロ程歩くとケーブルカーの駅に到着します。

さて
ここからはマジの登山道!
大聖人様はこのような道を登られたのでしょう。

 



私はさすがにケーブルカーに乗ることに(^-^;

 



日本一長いケーブルカーに乗ることに約11分!

標高650mまで一気に上がります。

そこから約500mくらい歩くと延暦寺に到着!



ムムム、
ここまで歩くと3時間位は掛かるでしょうか。滝汗(滝汗)

当日はあいにくの雨でしたが、まぁこの方が風情があるかも。

とりあえずお腹が空いたので
蕎麦定食で腹ごしらえ。お願い




山内をブラタモリ?

入り口付近では今、流行りの「御朱印」売り場が、

 


延暦寺僧もせっせと「御朱印」書きに余念がありません。びっくり


(商売繁盛で笹持って来い!?十日エビスかっ!)



まず
その建物に入るとなぜが

 

千手観音とその脇土に天台大師と伝教大師が…

 



伝教大師は天台大師の生まれ変わり、


天台大師は薬王菩薩の化身のはず、


千手観音ってどこから…??



そしてその後ろには『○○大明神』がズラリとえーん

その向い側の建物は大黒堂とやらが笑い泣き



こんなんが祀ってあるらしい。ポーン



その横には無数のミニ大黒さんが、




肝心の国宝・根本中堂は改装中のため全体は見れませんでしたが、

中には入れました。



注目なのは根本中堂の建築様式です。

信徒と本尊が同じ目線の高さになっているのです。

じゃあ僧侶席らはとのぞき込むと、信者席の一段下から本尊を拝する形です。


伝教大師の「人間の仏性の平等(仏前における絶対平等)」 の思想を、「根本中堂」の建築物が現わしているそうです。

一段も二段も高い場所から信徒を見下ろすような現在の座配は考え直すべきでしょう。

現在行われている唱題行は宗門と創価学会がケンカ別れした頃から始まりました。

(旧)大客殿の唱題行に参加するとご

法主上人が信者と同じ畳(高さの)にお座りしているじゃありませんか!

この時は流石に二時間の唱題行に耐える事ができました(笑)

(最初の唱題行は2時間だった笑い泣き


さて延暦寺に話を戻します。

根本中堂の中にあるみやげ物屋さんはこの日はヒマらしく、

店番の坊さんがスマホをいじってました。



その隣には「文殊楼」があり、ここが元来の「山門」だったとか、


中には文殊菩薩が祀ってありました。

(受験の神ということで受験生の絵馬だらけ!)



その他
稲荷や弁天・地蔵は当然のごとくあちこちにチーン(ちーん)

 



さて
そんなホウボウ見学をするのが目的ではありましぇん。


大聖人様が修学された横川(よかわ)の見学が目的です。

延暦寺は広大な場所で
東塔、西塔、横川と3地区に分かれています。

同じお寺の敷地“なので近いだろうと考えていると、それは大きな間違い。

中心部の東塔から横川までバスで15分くらい掛かります。

 



しかも山道です
バス代も桁外れに高く往復で1500円!

大聖人様はこのような山道を歩かれて往復したのでしょう。



途中で見られる琵琶湖畔。

大聖人様もご覧になられた景色でしょうね。


晴れの日はこんなに良く見えます。

 

 

反対の西側には京都の町並みが見えます。

 

 

大聖人様は仏教書籍を求めに歩かれた都です。


バスで横川に到着すると大聖人様がいらした

「定光院」まで更に徒歩で20分!

 



とにかくめちゃくちゃ遠い!

 

途中、サルが出るらしいガーンガーン


しかもかなり急な坂道!



途中、こんなんがありますが気にせず歩き続け、

やっと到着しました。

大聖人様の修学の地!

 

 

 


こんな山深い処で日夜、末法万年、全民衆を助けんために研鑽を積んでいたんですね。

我、日本の柱とならむ

我、日本の眼目とならむ

我、日本の大船、とならむ

 



【あとがき】

伝教大師の「山家学生式」には、


「国の宝とは何物ぞ、宝とは道心なり。

道心ある人を名づけて国宝と為す。

故に古人言わく、径寸十枚、是れ国宝にあらず、一隅を照す、此れ則ち国宝なりと。」

 

と、記されています。

当然、大聖人様もこの御文をお読みになっております。

御自身も当然のこと「道心」ある弟子旦那(宝)を育てることこそが
広宣流布への道であるとお考えになったはずです。

私たちは「国宝」になれる人材かどうか分かりませんが、

世の中の闇で苦しんでいる人々の「一隅」でも照らすお手伝いができる

人財になりましょう。


この日歩いた距離は16000歩!

 

久しぶりに疲れました!笑い泣き笑い泣き