楽しいTake Free の目録冊子

 

夏にある各出版社の文庫本フェア、新潮文庫では今年も可愛いステンドグラス風キャラクター「キュンタ」の栞が期間中貰える。
今年は梶井基次郎の「檸檬」と森下典子さんの「日日是好日」を二軒の書店を回って買って来た。

 


 

 

三省堂さんに行ったら、Take Free(お持ち帰り自由)の文庫本目録の冊子が置かれていた。昭和の高度経済成長の景気の良かった時代には、タダで貰える文庫本目録冊子、各社がよく本屋さんに置いていた。わたしはこれを貰って読むのが好きで楽しいかった。
この今回頂いた「新潮文庫の100冊」目録冊子。カラー仕立てで特集記事があったり、クイズコーナーがあったり、お薦めの100冊の文庫本の紹介をそれぞれ、「愛する本」「シビレル本」「考える本」「ヤバイ本」「泣ける本」と分類仕分けがしてあって、読み物として嬉しい。


夏休みの憩いの一時に、楽しい目録冊子と、お薦め文庫本を手にして、暮らしのリフレッシュといきたいです。(^o^)

100冊フェアの中には取り上げられてないのですが、もう1冊新潮文庫を…。

当ブログ「沙菜子の和敬清寂Blog」の前身の「沙菜子の本マルシェ」というブログサイトがあるのですが、ブログ書きを継続して始めたのが2009年の松本清張さんの生誕百年の年からなのです。

 

https://36sanako.seesaa.net/article/200905article_1.html
 

途中お休みも挟みなら、掲載webサービスの変更などを経て今に到るのですが、松本清張さんは太宰治と同い年生まれなんですよね。新潮文庫の太宰治の本は高校短大時代に殆ど全部読みました。
 

新潮社だったと記憶するのですが、日本文学全集の様なモノを昭和の時代に編んで刊行する企画があった折に、選者の三島由紀夫の意向で、推理物の大衆エンターテインメントの清張さんは外しましょうとなったエピソードがあったなんてのをどこかで読んだ記憶があります。
 

太宰治は戦後の昭和23年に39歳という若さでこの世を去ったのに対して、松本清張は、42歳で小説家デビューし、1992年82歳まで生きた。

 


 

大器晩成の松本清張さんをリスペクトして、今回家の引っ越しなどで散逸していた文庫本『或る「小倉日記」伝』を再び購入して来ました。
 

文庫本にはドラマがありますデス。よろしかったら…ぜひ!