2015年7月8日、タイの報道によると、
バンコク北西部へ延伸工事が進められているMRT、
通称パープルラインと呼ばれる路線の開業が
ほぼ半年遅れる事が明らかになった。
原因は、日本製車両の納入が遅れているため。
現在バンコクのMRTA(Mass Rapid Transit Authority of Thailand)は、
フアランポーンとバンスー間のみを地下鉄として運行している。
開業が遅れているのはパープルラインの北部分で、
タオプンからノンタブリー県バーンヤイへと延伸するルート。
駅舎や橋脚部の工事は、ほぼ完了しており、
当初の予定では12月5日に招待客を乗せて試験運行が開始されるはずだった。
今回、開業が遅れるのは
日本製車両の納入が遅れているため。
新たに発表されたスケジュールでは、
5月に試験運行を開始し、正式な開業は8月からとなる。
このパープルラインは将来的には、
南進してウォンウェンヤイ、プラプラデーンへと伸延する計画。
また、平行して工事が行われている
ブルーライン(バンスー~タープラ)が開業すれば、
現在の地下鉄路線との乗継ぎもできるようになる。
バンコク首都圏では、合わせて10以上の首都鉄道網を計画している。
その中には、すでに工事が進められているフアランポーンから
西タープラへの路線や、BTSパヤタイからドンムアンを結ぶ路線もある。