バンコク都は、運河を活用した新たな交通手段として電動タクシーボートの試験運航を開始し、2026年2月末まで無料で利用できるトライアルを実施しています。
チャッチャート・シッティパン都知事は、副知事とともにフアランポーン駅桟橋からプラ・スメン砦桟橋まで試乗し、運航状況や乗客の快適性などを確認しました。試乗後には、船内での会話がしやすくなるようエンジン音のさらなる低減を求めたほか、現在およそ時速13キロメートルの巡航速度を引き上げることで移動時間の短縮と運航効率の向上を図るべきとの提案も示されました。
電動タクシーボートは配車アプリ「MuvMi」から予約可能で、毎日9時から17時まで運航。1隻あたり最大6人が乗船でき、パドゥン・クルンカセム運河およびバンランプー周辺の14か所の桟橋に停泊します。フアランポーン駅、テーウェート市場、プラ・スメン砦など、主要交通拠点や歴史地区を結ぶルートとなっています。
無料トライアル期間中に利用者から集めた意見をもとに運航改善を進め、2026年3月からは有料化を予定。料金は電動トゥクトゥクサービス「MuvMi」と同程度になる見込みです。
(タイランドニュース 2026年2月7日)
タイ南部スラタニ県のサムイ島で2026年2月5日朝、外国人の男が空港送迎用のSUVを奪い、その際にタイ人運転手が車体につかまったまま走行する事案が発生しました。警察は男を現場近くで確保しています。バンコクポストが伝えています。
警察などによりますと、男は島南部を一周する主要道路沿いで車道に飛び出し、通行中の複数の車のドアを開けようとしていました。その後、空港送迎に使われていたSUVを停止させ、運転席のドアが開いた瞬間に運転手を引きずり出し、自ら運転して走り去ったということです。
運転手は転倒後すぐに立ち上がり、加速する車両のドア部分につかまった状態で約3.5キロにわたり移動しました。周囲の目撃者は突然の出来事に驚き、介入できなかったとしています。
通報を受けた警察はバイクで追跡し、前方の警戒に連絡。ボープット地区の交差点で車両を停止させ、男を確保しました。男は年齢およそ30代半ばとみられ、国籍は確認中です。警察の取り調べに対して支離滅裂な受け答えが続いたため、医療機関での診察や薬物検査が行われました。
運転手は空港へ向かう途中だったと説明しており、今回の事案による重傷者はいないと発表されています。警察は検査結果を踏まえ、今後の処分を検討するとしています。
(タイランドニュース 2026年2月6日)
【タイ】タイ警察と商務省知的財産局の合同捜査チームは2月4日、バンコク西郊サムット・サーコーン県サムット・サーコーン市内で偽ブランドのシャンプーや歯磨き粉などを保管していた倉庫を捜索し、ミャンマー人の女1人を逮捕した。押収した偽造品は20万点を超え、オンライン上に不法な安さで出回っていた。
捜査のきっかけは、正規メーカーや商標権者からの被害届。正規品より著しく安い価格で、ヘアケア製品や歯磨き粉がオンライン販売されていることが確認され、消費者の健康被害につながる恐れがあるとして、警察と知的財産局が合同で捜査を開始した。
これまでの調べによると、逮捕された女は摘発を逃れるため、事務所、商品の保管場所、梱包作業場の場所を分散させていたほか、オンライン決済サービスを利用して代金を国外に送金していた。合同捜査チームは継続的な内偵の末に証拠を固め、一斉捜索に踏み切った。
女は、倉庫の管理者および押収された偽造品の所有者であることを認め、犯行には中国人の夫も関与していたと供述している。警察は女を送検するとともに、共犯とみられる夫の行方を追っている。
(newsclip.be 2026年2月5日)
バンコク都は、都市景観の改善や生活環境の向上を目的に、電線および通信ケーブルの地中化事業を本格的に進めています。バンコク都庁と首都電力公社は連携を強化し、2032年までに合計317.3キロメートルの地中化を行う計画です。2026年2月2日のバンコクポストが伝えています。
都によりますと、これまでに約97.3キロメートル分の電線が地中に移設されており、2026年末までにさらに38.4キロメートルが完了する見込みです。これにより、累計では約135.7キロメートルに達する予定です。
この取り組みは、国家レベルの競争力強化やエネルギー安全保障の向上、都市景観の改善といった方針に沿ったものとされています。計画の進捗に応じ、準備が整ったエリアから順次工事が進められています。
中心部のワイヤレス通りでは、首都電力公社が地下ケーブル用の管路やマンホールの整備、低圧電力設備の設置を担当。一方、都庁はプルンチット交差点からペッブリー通りにかけての歩道の再編・改修を進めています。
また、都は2024年6月に歩道整備プロジェクトを開始して以降、約700キロメートルの歩道を改修しました。2026年には、さらに約1,000キロメートルの改修を計画しています。新たな歩道は滑りにくい素材を採用し、周辺地域の文化的特徴を反映したデザインとなっています。
この過程で、約180の屋台が市場など別の場所へ移転しました。都は、住民の約6割が公共交通機関を利用する際に徒歩での移動に頼っていることから、歩道の安全性と快適性の向上を引き続き重要課題と位置付けています。
(タイランドニュース 2026年2月4日)
タイの空港運営会社であるタイ空港公社(Airports of Thailand:AOT)は、国際線の出国旅客を対象とした旅客サービス料(PSC)を引き上げる方針を明らかにしました。対象となるのは、スワンナプーム、ドンムアン、プーケット、ハジャイ、チェンマイ、チェンライの6空港です。2026年2月2日のバンコクポストが伝えています。
AOTによりますと、国際線出国時に課されているPSCは、現行の730バーツから1,120バーツへと引き上げられる予定で、引き上げ幅は約53%となります。一方、国内線のPSCについては変更されないとしています。
AOTのパウィーナ・ジャリヤティティポン社長は、今回の引き上げによって年間およそ100億バーツの増収を見込んでおり、増加分の収入は空港内の保安対策の強化や、トイレ、電力設備、空調システムなどの施設改善に充てられると説明しました。これらの整備は、利用者の利便性向上につながるとしています。
また、追加収入の一部は利益として留保され、新規事業の資金や借入金利の負担軽減に活用される見通しです。
AOTは、出国旅客のみにPSCを課している国は世界的にも少数で、多くの国では出国・入国・乗り継ぎのすべての旅客に課金していると説明しています。国際的な調査結果として、PSCの有無や水準が観光客の渡航判断に大きな影響を与えることはなく、主な判断材料は航空券価格や旅行全体の費用であるとしています。
今回のPSC引き上げについては、民間航空委員会が原則承認しており、現在は運輸相による最終承認を待っている段階です。AOTでは、総選挙後の5月にも正式な承認が得られるとの見通しを示しています。
(タイランドニュース 2026年2月3日)




