タイ・チェンマイの住宅で2024年10月6日夕方、洪水により水没した電気自動車(EV)を含む車両が炎上する事故が発生しました。この火災は、EVに隣接していたピックアップトラックにも燃え広がり、大きな被害をもたらしました。救助隊によると、さらに2台の車両も火の熱で部分的に損傷を受けたとのことです。各報道が伝えています。
現場には、通報を受けた救助隊と消防隊が急行し、洪水に浸かった車両から出火していることを確認。消防隊は、最初はバケツで周囲の水を使い火を抑えようと試み、その後、ホースを浸水エリアに引き込んで消火作業を行いました。水位が約30センチメートルに達している中での難しい作業でしたが、約20分で火は鎮火されました。
この火災で、合計4台の車両が影響を受け、EVとピックアップトラックの2台は完全に焼失、他の2台は部分的に損傷を受けました。火災は洪水により浸水した住宅の駐車エリアで発生し、住民はすでに洪水の影響で避難していたため、けが人はいませんでした。
現在、当局は火災の原因を調査中で、最初に燃え始めたのはEVと考えられていますが、リチウムイオンバッテリーの「熱暴走」によるものではないと見られています。水位が下がり次第、警察と法医学チームによるさらに詳細な調査が行われる予定です。
(タイランドニュース 2024年10月8日)
2024年10月6日夕方、タイ南部プーケットのパトンビーチでイスラエル人観光客が外国人による水上バイクの当て逃げ事故に巻き込まれ、頭部に重傷を負う事件が発生しました。The Phuket Newsが伝えています。
パトン署によると、事故が発生したのは午後6時21分頃。41歳のイスラエル観光客の男性は、パトンビーチで泳いでいた際、白と青の水上バイクに乗った外国人に衝突され、頭部に怪我を負いました。水上バイクの操縦者は事故後、現場から逃走しました。
イスラエル人観光客の男性はパトン病院に搬送され、地峡を受けました。警察は現在、水上バイクの操縦者を特定し、逮捕するための捜査を進めています。
(タイランドニュース 2024年10月7日)
タイ地理情報・宇宙技術開発機関(GISTDA:Geo-Informatics and Space Technology Development Agency)は、アユタヤ県の一部で大規模な洪水が発生し、2024年10月5日時点で約179,304ライ(71,722エーカー)の土地が水没していると報告しました。タイ国営メディアNNTが伝えています。
このデータは、Sentinel-1衛星から得られた衛星画像を通じて確認されたもので、被災地域には農地、川沿いの居住区、一部の交通路が含まれています。
分析によると、洪水の多くは低地の農業地域に集中しており、作物の生産に影響を与える可能性があります。また、主要河川や二次河川沿いに位置する住宅地も被害を受けており、一部の地域では物的損害やアクセスの問題が懸念されています。この衛星画像は、現地の当局と共有され、洪水対応と管理活動を支援しています。
GISTDAは、洪水が発生しやすい地域の状況を追跡するために衛星監視作業を調整し、関係機関と緊密に連携して、迅速なデータ提供を確保しています。この情報は、洪水の影響を軽減するための計画、監視、および管理戦略を支援するために利用されています。
(タイランドニュース 2024年10月6日)
タイ南部プーケットのタイ警察パトン署は、2024年10月4日未明にパトン地区のバングラ通り近くのソイ・シードラゴンで外国人観光客がゴールドのネックレスを盗まれた事件について捜査を進めています。今回の事件は、いわゆる「抱きつきスリ」の手口で行われました。The Phuket Newsが伝えています。
被害者の外国人男性によると、事件は午前0時20分頃、バーの前で発生しました。10グラムの金のネックレスが2人組のレディーボーイに盗まれたと警察に報告しています。
外国人男性は、ソイ・バングラで飲む場所を探していた際、入口で女性の服を着た2人の男、レディーボーイと遭遇しました。1人は緑色のドレスを着たぽっちゃりで、もう1人は白いドレスを着た細身でした。2人は外国人男性を飲みに誘いましたが、外国人男性はこれを断り、ソイ・シードラゴンへ向かいました。
その後、「ハレム」という店の前で緑のドレスを着たぽっちゃりが再び近づき、話しかけたり、肩に触れたりし始め、首に抱きつきました。もう1人の白いドレスを着た細身も後ろに続いていましたが、被害者は彼らに立ち去るよう伝え、2人はその場を離れました。
外国人男性がソイ・バングラを離れた後、自分のゴールドのネックレスがなくなっていることに気付き、抱きつかれた際に盗まれたと考え、現場に戻ってレディーボーイ探しましたが、2人はすでに姿を消していました。
この事件は「抱きつきスリ」として知られる手口で、加害者が親しげに身体的接触を試み、その間に被害者の貴重品を盗むというものです。観光地ではこうした手口が度々発生しており、旅行者は不審な接触に十分注意する必要があります。
警察は現場周辺の防犯カメラ映像を確認し、さらに証拠を集めているとのことです。
(タイランドニュース 2024年10月5日)
タイ北部チェンマイの洪水の中で2024年10月3日、コンテンツ制作をしていた中国人観光客の男が警察に逮捕されました。洪水に浮かぶ様子を撮影して、公共の不安を引き起こした容疑です。
10月3日午後5時頃、チェンマイ県ムアン郡のピン川沿いにあるナワラット橋付近で、洪水に飲み込まれたかのように川に浮かんでいた人物を見て、周囲の人々が警察と救助隊に通報しました。
ナコンピン無線センターは午後5時に通報を受け、警察官とチェディンガム救助隊が現場に急行。その後にその人物は、ノンホイ地区のメンライ橋近くで無事に救助されました。
しかし、その後の調査で、この人物が以前にも同様の行動を取っていたことが明らかになり、警察と入国管理局が取り調べを実施。その人物は中国人観光客で、姓は「リ」と判明し、通訳を通じて取り調べが進められました。
その後に中国人観光客の男は、9月25日にも同様の洪水時にチェンマイ県内の川で浮かんでいたことが確認されました。中国人観光客の男は「ただ泳ぐのが好きで、水遊びのコンテンツを作っていただけだ」と説明しています。
警察は、中国人観光客の男に対して「公共の場所での迷惑行為および他者に恐怖を与える行為」により、5,000バーツの罰金を科しました。
また、警察は、危険なコンテンツの制作が公共の混乱や観光イメージへの悪影響を及ぼす可能性があるため、今後そのような行為をしないよう中国人観光客の男に警告しました。中国人観光客の男は罪を認め、罰金を支払い、今後は危険なコンテンツを制作しないと約束しました。
(タイランドニュース 2024年10月4日)