タイ入国管理局は2026年6月6日、外国人旅行者やタイ在住外国人向けの新アプリ「THIM(Thailand Immigration Management)」について、現在試験公開中であり、2026年8月に正式な全面運用を予定していると発表しました。
THIMについては、AWS(Amazon Web Services)が2026年5月28日に、タイ入国管理局とDigital Identity Co., Ltdが連携して開発した新たな入国管理プラットフォームとして紹介していました。今回、タイ入国管理局が改めて詳細を公表した形です。
THIMは、外国人がタイ入国前にスマートフォンから必要情報を登録できるアプリです。利用者はパスポートを撮影することで、氏名や旅券情報をシステムが自動で読み取り、その後、タイでの滞在先、渡航情報、入国目的などを入力します。これにより、TDAC(Thailand Digital Arrival Card)の入力手続きを簡略化し、1人あたり平均3分以内で登録できるとしています。
また、団体旅行などを想定し、最大10人分までまとめて登録できる機能も備えています。現在のTDAC入力は主にウェブサイト経由で行われていますが、THIMではスマートフォン上でよりスムーズに手続きを進められることを目指しています。
入国管理局によると、THIMは外国人の利便性向上だけでなく、外国人滞在者の管理体制を強化する目的もあります。政府方針に基づき、タイ国内に入国・滞在する外国人について、観光客、長期滞在者、各種ビザ保有者を含め、より効率的に把握する仕組みを整える考えです。
さらに将来的には、THIMを外国人向けの「スーパーアプリ」として発展させる計画です。各種申請、必要書類の請求、入国管理官との予約、申請状況の確認などをオンラインで行えるようにし、入国管理事務所へ直接出向く必要を減らすことで、窓口の混雑緩和にもつなげます。
また、登録済みの外国人が事件やトラブルに巻き込まれた場合、アプリを通じて24時間対応の観光警察ホットラインへ連絡できる機能も予定されています。
THIMは現在、iOSとAndroid向けにダウンロード可能で、TDACとの連携機能を中心に試験運用されています。対応言語は英語、ロシア語、日本語、中国語の4言語で、今後さらに少なくとも15言語を追加する計画です。
【THIM公式アプリ】
Android
https://play.google.com/store/apps/details?id=th.go.immigration.thim
iPhone
https://apps.apple.com/th/app/thim-thai-immigration-bureau/id6759272559
タイ入国管理局は、タイの入国管理システムが年間およそ3,000万人の外国人旅行者に対応しており、今後さらに増加が見込まれると説明。THIMの導入により、入国手続きの利便性を高めるとともに、国家安全保障の面でも管理能力を強化し、タイを東南アジア地域におけるデジタル入国管理の先進国へ押し上げたい考えです。
(タイランドニュース 2026年6月7日)
【タイ】南部プーケット県パートーン・ビーチ界隈で「みかじめ料」の要求や複数の法律違反に当たる行為が行われているとされる問題で、プローイタレー・ラッサミーセーンチャン政府副報道官は6月5日、首相府で被害者の地元企業を代表する弁護士から、申立書を受理した。関係当局が、恐喝、犯罪組織関与、債権取立法違反などの可能性がある行為について調査を開始する。
プローイタレー副報道官は、問題を政府に知らせたことに謝意を示し、アヌティン・チャーンウィーラクーン首相が示した「誰も法律の上に立つことはできない」との原則に基づき、厳正に調査を進めると明言した。パートーン・ビーチは、タイを代表するビーチリゾートのプーケットの中でも主要観光地として中心的な存在であり、不正行為があってはならないとした。
プーケットに関しては5月にも、バーンタオ・ビーチ周辺で公有地の不法占拠に関与する不良勢力(マフィア)が周辺の住民や事業者に嫌がらせをしている問題が取りざたされた。アヌティン首相が現地を訪れ、威圧行為を容認しない姿勢を示している。
(newsclip.be 2026年6月6日)
【タイ】政府は、伝統産業であるタイシルクと養蚕業を世界市場で競争力のある産業に育成する方針を示した。シルク産業を支える農家、生産者、事業者の所得向上と生活改善を図り、原料から製品までのサプライチェーン全体を強化する。
ヨッチャナン・ウォンサワット副首相兼高等教育科学研究革新相、ワッチャラポン・カーオカム副農業協同組合相、農業協同組合省養蚕局が協議し、研究開発(R&D)の方向性を示した。養蚕局を中心に蚕品種の改良、原料管理、加工技術の高度化を進め、タイシルク製品の付加価値向上と農家の安定収入につなげる。
政府は当面の重点施策として、1)地域や事業者が生糸を借り受けて製品化・販売できる「生糸バンク」を創設し、生産資金の流動性を高める、2)農家や事業者の技能向上を図るため、現代の市場ニーズに合わせた研修カリキュラムを整備し、生産からデザイン、販売までを支援する、3)品質認証制度である「王室認定孔雀マーク」の認知度を高め、国内外の消費者が信頼できる国際的な品質シンボルとして育成する、4)熱染め・冷染めの双方を網羅した染色技術の標準化と知識データベースを整備し、製品品質の底上げと高付加価値商品の開発につなげる、といった取り組みを打ち出している。
(newsclip.be 2026年6月5日)
【タイ】プーケット空港の出国審査場に6月13日、自動化ゲート(自動パスポート検査システム)が正式に導入される。空港当局は、審査の処理速度を高めて待ち時間を短縮し、増加する乗客に対応できる体制を整える。
同空港は、出入国審査場での混雑が常態化しており、対応が急がれていた。4月中旬には、「出入国審査を迅速に通過するためには『特別料金』が必要」との情報がSNS上で拡散された。政府は、「200~300バーツを払って優先レーンを利用した」という具体的な投稿も確認しているとし、空港当局に事実関係の確認と改善策の提示を指示したという。
(newsclip.be 2026年6月4日)
タイ中部ナコンナーヨック県で、17歳の男子学生がバイクで帰宅中、道路上に垂れ下がっていたケーブルが首に引っかかり、転倒して負傷しました。少年は病院で1晩治療を受け、家族は警察に被害届を提出。ケーブルの所有者に責任を求めています。各報道が伝えています。
事故は、少年がナコンナーヨック市内で用事を済ませ、サーリカー方面の自宅へ戻る途中に発生しました。電柱から切れて垂れ下がっていたケーブルが首にかかり、バイクが転倒。少年の首には複数の擦過傷が残り、バイクも損傷しました。
タイでは、道路上に垂れ下がった通信ケーブルや電線がバイクの運転者の首に引っかかる事故が以前から繰り返し報告されています。
今回の事故は命に別状はなかったものの、一歩間違えれば重大事故につながりかねないものでした。特に夜間や雨天時、街灯の少ない道路では、垂れ下がった黒いケーブルを直前まで視認しにくい場合があります。バイクを運転する際は、前方の路面だけでなく、顔や首の高さにある障害物にも注意が必要です。
(タイランドニュース 2026年6月3日)




