紫陽花に似ているから

 

六月に

 

花が咲くと思っていたけれど

 

葉っぱだけで

 

梅雨がおわり

 

夏が過ぎようとするころ

 

あなたに

 

小さな

 

シャクヤクのような

 

白いつぼみが

 

ついた

 

つぼみは

 

かたくなに

 

閉じたまま

 

しばらくの間

 

じっとしていた

 

中から

 

何が出てくるのか

 

わたしは

 

毎日眺めていたら

 

だんだん

 

緩まって

 

とうとう開き始めた

 

開いてみたら

 

意外や意外

 

花火のような

 

宇宙のような

 

結局

 

紫陽花のようでもある

 

花が

 

ゆっくり

 

ゆっくり

 

開いていった

 

秋の長雨に

 

でてきたススキの穂と

 

一緒に咲く

 

宇宙の花

 

それが

 

あなた