クラクラするような

 

陽氣の中

 

蝉の歌声に乗って

 

みぎひだり

 

みぎひだり

 

一歩ずつ前に出していると

 

いつの間にか

 

違う時代に

 

移動しているような

 

空氣感がある

 

もっと以前の

 

苔むしたような

 

むわっとする濃い酸素を

 

目を瞑って

 

吸い込むと

 

ぐらぐらと

 

足もとが

 

ゆれる

 

日傘が

 

よい隠れ蓑