源氏物語を

 

読みながら

 

普段乗らない電車に揺られていると

 

すごく遠いところまで

 

きた氣がする

 

やっぱり家が

 

いちばんなら

 

出かけなければ

 

いいじゃない

 

と

 

思っていた

 

かつては

 

でも

 

出かけてこそ

 

あらためて

 

いつもの居場所の良さが

 

実感できるのだと

 

いまはわかる

 

別の空氣や

 

おいしいものを

 

味わって

 

でも

 

そろそろ家に

 

帰りどきだなというのも

 

からすが鳴いても

 

鳴かなくても

 

わかる

 

帰ったら

 

帰ったで

 

休んだ分よりも

 

動いている

 

氣にもなるけれど

 

それもまた

 

一興

 

どんなに好きなところに

 

いたって

 

別の場所も必要なんだ

 

光源氏のように