夏を想わせる
強い日差しが
急にかきくもり
空は
いつの間にか
黒い雲におおわれている
日差しが弱くなってきたら
やろうと思っていた
あれこれに
とりかかるのが
ちょっと
遅れてしまったようだ
涼しくなってから
降り始めるのに
長くはかからなかった
雷鳴が先ぶれを出す
その後
大きな
粒の
一滴一滴が
地面を
あっという間に
濃い色に染めあげていく
雷も
合いの手を入れて
大粒の雨を
盛り上げていく
わたしは
傘を広げて
その力強さを
受けとる
ようやく
屋根の下に入ると
濡れそぼった
からすが
屋根から
飛び立つ
稲妻が
空に裂け目を
入れ
大地をゆるがす
音と振動
そのほれぼれする
逞しさを
讃美する
