朱い月を

 

隠して

 

すさまじい嵐が

 

やってきた

 

雨は一日

 

降り続いて

 

小降りになっていたのが

 

一変

 

豪雨へと

 

本氣をみせる

 

ちゃらちゃらと

 

朱い月を

 

見たり

 

撮られたり

 

されないよう

 

皆を家に追いやり

 

厳重に隠す

 

見えないとなると

 

わたしたちは

 

興味をなくして

 

ふつうの夜のように

 

過ごすことになる

 

わたしたちは

 

すべてを

 

見たり

 

知ったり

 

することはできないからこそ

 

謙虚に

 

畏敬の念をもって

 

世界に

 

向き合う