めがねに
いろは
いらない
いつだって
透き通って
澄んでいて
思い込みという名の
フィルターのかかっていない
状態で
世界を
みたいから
そう思っていても
自分に近づいてくる
多くの
人たちを
本当に
まっすぐ見ることが
できているのか
見た目に
声に
雰囲気に
年齢に
あらゆる要素に
惑わされていないか
逆に
どう見られているのか
二度と会わない
相手を
不快にする必要はないけれど
気を使いすぎる
必要もない
萎縮なんてしなくていい
わたしはわたし
若さが
すべてだという
幻想は
いま
この瞬間に
完全に
滅した
