たくましい

 

たましい

 

どんなに

 

ながい間

 

まがいもので

 

間に合わせられてきても

 

まったく

 

かえりみられないまま

 

時が過ぎていっても

 

栄養のない

 

変てこな

 

食べ物を

 

口から

 

放り込まれても

 

あなたが

 

それじゃあいかん

 

 

氣づくのを

 

ずっとずっと

 

じっと

 

待ってくれていた

 

一瞬

 

氣づいたかにみえたのに

 

氣づきを

 

置き去りにして

 

すぐに忘れて

 

しまったり

 

見なかったことに

 

したこともあったけれど

 

ようやく

 

わかったの

 

かけがえのない

 

自分には

 

脈々と

 

息づいている

 

祖先からの

 

愛や智慧が

 

ぱんぱんに

 

つまっていることを