おお
なんと
この世界の
ちっぽけなことよ
ちっぽけな世界に
人が
わらわらといて
ちっぽけなことに
悩んだり
苦しんだり
している
本当の
世界は
広く
無限の
可能性があり
豊かに
生きていける
それなのに
半径2キロの
世界の中で
一生を終える
他人のはずなのに
似たような顔がいっぱいいて
代がかわっても
代わりばえしない
自動操縦の
プラレール人生
また
同じような子がうまれ
外界を知らず
過保護に反抗もせず
甘やかされたまま
大人になっていく
そこそこの人生は
底の人生であることに
気付かない
中身のない
おしゃべりと
時間を切り売りした
仕事で日々が過ぎる
そんな
惰性な世界は
丸ごと
蓋をして
どこかへ
捨て去ってしまっても
外界の人は
気付きもしないだろう
