両手いっぱいに

 

抱えていた

 

希望や夢を

 

一瞬で

 

打ち砕かれたとき

 

その

 

残渣を

 

かき集め

 

ひとつずつ

 

時間をかけて

 

あきらめて

 

手放して

 

いくんだろう

 

子どもだって

 

そう

 

単純じゃないんだ

 

大人じゃない分

 

経験がない分

 

完膚なきまでに

 

地にたたきつけられる

 

敵から逃れ

 

傷を癒し

 

再び

 

飛び上がれるようになるまで

 

世界は

 

待っていて

 

くれるんだろうか

 

艱難辛苦が

 

天からの

 

ギフトだったのだと

 

氣づくときが

 

いつか

 

くるんだろうか

 

また

 

心を開いても

 

大丈夫だと

 

信じられる

 

対象が

 

いつか

 

現れるんだろうか

 

いまは

 

暗闇でも