ひとりずもうは

 

横綱級

 

取り越し苦労を

 

通り越して

 

とんびに

 

油揚げを

 

かっさらわれそうになる

 

いなり寿司の

 

薄味寄りの

 

絶妙さ

 

大事に大事に

 

お捧げしてから

 

食べようと

 

思っていたのに

 

いそぎ

 

いただきます

 

コチニール色素は

 

こっちにいるときは

 

でんぶやかまぼこ

 

インカにいるときは

 

美しい服に使われる

 

見た目をととのえる

 

大切さよ

 

アッシリアは

 

意外に

 

あっさり

 

滅亡し

 

次へ

 

継ぎ

 

時代は進む

 

ミロの描く

 

絵は

 

深刻なテーマでも

 

どこか

 

ユーモアがあって

 

わたしにも

 

もしかしたら

 

何かしら

 

描けちゃったりするんじゃないかと

 

希望を与えてくれる