いろんな

 

ことのはが

 

まいおりては

 

きえていく

 

しとして

 

むすぶまえに

 

うかんだり

 

もぐったり

 

しながら

 

ながれる

 

このはのように

 

ひらひらと

 

そらからまって

 

おりると

 

とけてしまう

 

雪の結晶のように

 

つかめず

 

まとまらず

 

かたちにならない

 

ことのはたち

 

とけても

 

また

 

そらにのぼって

 

くもになって

 

あめや雪になるように

 

めぐりめぐる

 

ことのはを

 

こころをしずめ

 

うつくしく

 

差し出す

 

わたしの

 

てのひらの

 

上に

 

そして

 

ゆびさきから

 

ときはなつ