子どものころ
まだ野生のホタルがいて
田んぼのあおとそら
魚のうろこがきらめき
ザリガニはじりじりと後ずさる
じわじわと自分のなかにある
黄金の稲とそらいろ
中学校帰りの自転車は
空に向かって進んでいた
風と空と雲
ただそれだけ
高校のそらは碧く
秋の風を含んだ空の色
かぎりない孤独
ただただ哀しかった
今の空は
次元が違う
私もそうだといいな
この世界は
愛にあふれ
空はかぎりない美しさ
雲の造形
涙ながれる
風は穢れを祓い
流れをつくる
意識が動き
動きがうまれ
らんぴんぱらりと
ことのはを
紡ぐ
