たつからみへ

 

さんさんと

 

ひかりをうけ

 

うつくしき

 

くもにくま

 

きたをさし

 

その静謐な

 

空気を吸い

 

睡蓮のごとく

 

咲き誇り

 

根には水を湛え

 

哀しみをながす

 

回転木馬に目が廻り

 

転げた空には

 

彩雲たなびき

 

怪盗ルパンでも

 

盗れない光を

 

氣付くものには

 

惜しげなく与える

 

何があっても

 

何がなくても

 

ひとりぼっちでも

 

ちっぽけでもない

 

私に