その文字のとおりに。
雲が生まれ、消えていく。
風が吹き、去っていく。
光が射し、翳っていく。
無、そして、有、また無と、繰り返し続ける。
空は空っぽだからこそ、どんなものも、自由に生まれ、いつか消えていく。
私達はこの地に、木を植え、家やビルを建てる。
空っぽの中で、たくさんの創造をする。
空は、実体なく、無限に広がっている。
空気を胸いっぱいに吸い込んで、吐き、身体の中に、空と繋がる空間をつくりだす。
私のこころは、この空をうつしとる。
やわらかな光。
それを遮ろうとする雲も。
たとえそれが、理想とは違う景色に思えたとしても、今のありのままをうつし出している。
それをまるごと受け入れよう。
手放さずにいる心象風景は、頭の中で何度もリピートするけれど、景色は、とどまることなく、次々と姿を変えていくのだ。
刻み込んで放さずにいる、一瞬の幻を、今、手放し行かせよう。
この景色を、静かな目で見つめよう。