ギフト〜なな色の羽 -67ページ目

ギフト〜なな色の羽

私の中から産まれたがった言葉やお話を書いています

 空(そら)は、空っぽなんだな。

 その文字のとおりに。


 雲が生まれ、消えていく。

 風が吹き、去っていく。

 光が射し、翳っていく。

 無、そして、有、また無と、繰り返し続ける。


 空は空っぽだからこそ、どんなものも、自由に生まれ、いつか消えていく。

 私達はこの地に、木を植え、家やビルを建てる。

 空っぽの中で、たくさんの創造をする。


 空は、実体なく、無限に広がっている。
 
 空気を胸いっぱいに吸い込んで、吐き、身体の中に、空と繋がる空間をつくりだす。

 私のこころは、この空をうつしとる。

 やわらかな光。

 それを遮ろうとする雲も。

 たとえそれが、理想とは違う景色に思えたとしても、今のありのままをうつし出している。

 それをまるごと受け入れよう。


 手放さずにいる心象風景は、頭の中で何度もリピートするけれど、景色は、とどまることなく、次々と姿を変えていくのだ。

 刻み込んで放さずにいる、一瞬の幻を、今、手放し行かせよう。

 この景色を、静かな目で見つめよう。