冷たい風が、この前まで吹いていたのに、急に暖かくなり、身体が驚いている。
春の始まりの頃は、体温調節がむずかしい。
春のコート、そして、ニット、首にはストールを巻く。
私はストールがとても好きだ。
ふんわり、風をはらんでなびくと、背中に羽が生えているかのように感じて、楽しくなる。
夕暮れ、寒くなって、ストールに顔をうずめると、やわらかくて、暖かくて、幸せな気持ちになる。
幼い頃、包みこまれていた感覚を思い出すのかもしれない。
くるむ、包むという行為には、愛が感じられる。
手を繋ぐ時も、大切な人を抱きしめるときにも感じる。
そして、プレゼントする時にも、可愛く素敵にラッピングをする。
もちろん過剰なのはノーだけれど。
言葉にも、愛をくるみこみ、贈れるといい。
服も、私達の身体を包みこんでいる。
自分はこういう人です、と表現している。
自分らしい色使いをして、スタイルアップするデザインを選び、身体を包む。
けして、背伸びをして、着飾るということではなくて、たくさんのアイテムを持つのがいいということでない。
大切なものを大切に着る。
大切なもの、心地良いものを身につける、イコール、自分自身への感じ方となっていく。
そして、大切な人と一緒の時には、一緒にいられる喜びを、装いで表現できるといい。
今日は暖かく、天気もいい。
この青空の色に、心も重なる。
ホワイトからターコイズグリーン、ブルーへと変化する、柔らかなグラデーションのストールをして、出かけることにしよう。