東日本大震災から14年が過ぎた。
3.11という数字によって、普段は心の奥にしまい込んでいるたくさんの記憶、感情がよみがえってくる。
毎年、宮城県の各地では慰霊祭が執り行われ、各所に献花台が設置される。
今年の3月11日、私はラフターヨガのイベントに参加する予定があった。
震災で亡くなった命、それに関わる人々のことを思うと、この日を笑い溢れる日にしていいのか迷いもあったが、献花台に白菊を供え、祈りを捧げ、気持ちが切り替わった。
ラフターヨガは、エクササイズとしての笑いを追求する。
面白いから、楽しいから笑うというような条件付けがない。
まず、笑う。
笑うことにより、おもしろい、楽しいという感情が自然と湧き上がってくる。
まずは黙祷を捧げ、始まった。
笑い方は人それぞれ、声、体の動かし方など個性がある。
微笑、爆笑、大爆笑。
エクササイズのなかで、先生が「普段、誰かに大好きって伝えている人いますか?」と言われ、私を含め3人が手をあげた。
お孫さん、愛犬に対して、そして私は「全人類に対して」と言い、すべった。
数人が笑ってくれたので何とか救われた。
その後、空に向かって大きく手を広げて「大好き」と叫ぶエクササイズをした。
何かに向けて、誰かに向けてでもない、対象を限定せず、大好きの言葉を贈る。
私の内側から放たれた愛の言葉は、拡散して、他の人達のたくさんの愛の言葉と混ざり合った。
キラキラとした粒子のような愛のエネルギーが周りへ、私自身へと降り注ぎ、すみずみへと浸透していくようだった。
愛する対象があるから愛を出すのではない。
愛を先に出すことで、愛の喜びを受け取るのだ。
笑いも愛もすでに私たちの内側にあって、表現されるのを待っている。
それぞれの3.11がある。
私は、愛と平和の祈りを捧げる。
この祈りが、共に祈るたくさんの人々の祈りと混ざり合い、世界へと浸透し、届くと信じている。