ギフト〜なな色の羽 -14ページ目

ギフト〜なな色の羽

私の中から産まれたがった言葉やお話を書いています

仙台トラストタワーから、空に向かって光が照射されている。


東日本大震災から今日で10年になる。


日中は春を感じられるような日差しだったが、夜になり、かなり冷え込んできた。


新月が近いせいか、この場所からは月明かりが見えない。


希望の光は、さえぎるもののない闇を高く昇っていく。


地上と天上とが、光の紐で繋がった。



かつて、わたしも母と、へその緒で繋がっていた。


母のお腹の中でまもられて、安心しきっていたのだろう。


産み落とされ、繋がりを絶たれてからも、目に見えない光の紐によって育まれ、守られてきた。


この身体一つで、闇の中に立つ時ほど、この繋がりを強く感じる。


どんな時もひとりではないとわかるのだ。