名前の響きもいい。
この方が、『スタジオパークからこんにちは』に出演されていたのを、録画予約して見た。
ビビッドなオレンジ色のジャケットに、白いシャツで現れた姿をみて、暑苦しいかも~、と思ってしまった。
けれど、話を聞くうち、オレンジ色に負けない、内面から滲み出る熱さで、インパクト強のジャケットが、まったく目に入らなくなってしまった。
そのかわり、目に入ってきたのは、燃え上がるような強い瞳だ。
大事な話になると、キラッと、より強く光を放つ。
思わず釘付けになる。
松岡修造さんは、今も日々、闘い続けているのだと強く感じた。
もう現役選手でなく、指導者という立場にはなったけれど。
松岡修造さんは、日本テニス界の世界への道を開いた。
半端な心の強さでは、くじけていたはずだ。
彼の応援する姿は、錦織圭さんなどのスポーツ選手、指導する子供たちに魂を重ねて、身体までも同化しているのではないかとまで感じる。
相手、自分という区別がもはやないように、力をこめ、応援する。
松岡修造さんは、自分自身を応援してきたという。
それが、個性的な、味のある応援語録となった。
私も8年間、バドミントンをやっていた。
負けそうなゲームで、自分がいいショットを打ったときには、「ナイスショット!」とか、自分で言っていたことがある。
笑われたこともあった。
でも、私は真剣だった。
自画自賛ではない。
くじけそうになる心、ズルズルと点をとられていきそうになる自分を、奮い立たせるための言葉だった。
まだ、いける。
負けたくない。
できるところまで、必死でいく。
もっとできる、と。
結果は負けだったけれど、満足だった。
松岡修造さんは、ウィンブルドンでベスト8までいったことについて、こう言っていた。
最後の最後に、自分を信じることができなかった。
本当に信じていたらもっといけた、と。
その経験を後続の選手につないでいっているのだ。
もう、これはテニスそのものと同化してしまいそうな勢いだ。
彼がどんなに冗談を言っても、真面目さが際立つ。
真っ直ぐだ。
松岡修造さんが大好きだというオレンジ色は、焚き火の色だ。
あたためてもらいに、たくさんの人が集まってくる。
真っ直ぐな心で、隔てなく自分を分かち合っていくのだろう。