父母、兄、私。


そして児童相談所、婦人相談所の職員さんとで


話し合いになり


父は離婚には応じず

もういい。子どもだけは置いていけ!

そう言った。


子煩悩で本当にいい父親であり、また父親にとっても子どもという存在はかけがえのないものだったと思う。


そしたら婦人相談所の職員さんが子どもがきめることだからと

私と兄に

『どっちにいく?』と質問をした。


どちらかを選べばどちらかを裏切ることになる。

これは父母がいない時に聞くべきではないのか……


そんな過酷な質問にも答えるしかない。


先に父を嫌いになっていた兄が母親についていくとすんなり答えた。


私は多分すぐ答えられなかったと思う。

飲まなければ大好きなお父さん。言えるはずがない……

でも言わないといけない。


小さな声で

『お酒のんだら怖いからお母さんのとこに行く』


と言った。もちろん父の顔は見れなかった。


瞬時にもういい!と持っていたセカンドバックを床に投げつけ相談室を出ていってしまった。


こんなに可愛がってる子どもたちに裏切られたと思ったんだと思う。


父はまだこの頃は酒乱だった。

のちにアルコール依存性になったのは

紛れもなく私のせいだと思う。


ブログに書いていても涙が出るので

また続きはのちほど。