また連絡が途絶えた。

おそらく会っていたことが
またバレたのだろう。





前にも同じような事があった。

そのときは、不安で不安で
行きどころのない気持ちが溢れて
怒りと悲しみが入り混じったメッセージを
一方的に彼へ送った。


もう相手にするのは辞めようかな。もう諦めようかな。
そんな風に思い始めたころ
彼から連絡があって
仕事帰りに会うことになった。


不信感でいっぱいの重い足取り。
なにを言われるのかな…
会って何を話すんだろう…
 




久しぶりに会う彼は
申し訳なさそうな顔をしながら、
誰でもいいからしたかったんじゃない
これからも私と会いたい
と言った。


疑おうと思えばいくらでも疑えたけど
目の前にいる人が嘘をついているようには見えなくて、信じることにした。





それからは、週に数回会うようになって
沢山いろんなことを話して
高校生みたいに隠れてキスをして
ほんのたまに愛し合って

一緒の時間を過ごすことが
ごく自然な事のように思うようになった。


カフェでテーブルを挟んで目の前に座り
コーヒーを飲む。
目が合う。
笑うとしわくちゃになる目尻が
より穏やかに優しく下がる。

そうやって心と心を繋いできた。


もちろん順調なことばかりじゃなかった。
なんども信じられなくなって
不信感をぶつけて
そのたびに
まっすぐ変わらず受け止めてくれた。

ずっと変わらないと言った彼。

その言葉が、気持ちが、私を強くさせた。



だから今、私に不安はない。