彼は彼の人生を生きている。
心から彼には
幸せでいてほしいと願っている。
いつも笑っていてほしい。
嬉しいこと
楽しいこと
喜ぶこと
辛いこと
苦しいこと
怒っていること
悲しんでいること
すべて感じてこその人生だから
どれかなにかを否定するつもりはないけれど
やっぱり好きな人には笑っていてほしい。
辛そうな顔は見たくない。
あの日、あなたは辛そうに呟いた。
奥さんはどうしてほしいんだろう…
どうしてあげたらいいんだろう…
息子のパパでずっといたい…
奥さんに応援してもらえない…
否定されて疑われて…
仕事もうまくいかない…
何のために頑張ったらいいんだろう…
いつだったかな
奥さんは誠意を見せろ、と言ったらしい。
誠意ってなに?謝罪?お金?
それを見せられて、本当に納得するのかな。
何事もなかったように、
また彼を信じて愛せるのかな。
すべて水に流して許せるのかな。
私はそうは思わない。
彼は結婚直前に浮気したことがあるようで、
そのときは入籍前だから
と、浮気相手と別れて慰謝料をもらって
許してもらったらしい。
私たちのことがバレたとき、彼は
奥さんに聞こえるかたちで
私に遊びだったと言った。
それでも、今も、
ずっと疑い続けている。
ことある毎に持ち出され責められるらしい。
なんて楽しくなさそうな生活。。。
自業自得といえばそれまでだけど
本当に彼だけの責任なの?
奥さんは1ミリも非がなかったと言えるの?
夫婦っていろんなカタチがある。
彼らもしかり。
私には知り得ない歴史があって、思い入れもあるんだろう。
なんだかんだ結婚しているのだから、奥さんを愛しているのだと思う。
そして何より、彼は息子を愛してる。
誰よりも大切で一番に。
私はそんな彼のことを好きになった。
息子と一緒にいるときの彼が好きだ。
息子に抱っこをおねだりされて困った顔をしてる彼が好きだ。
疲れて眠ってしまった息子を重い重いと言いながら、愛おしそうに抱きしめる彼が好きだ。
そんな彼から息子を引き離すのは、私の選択肢の中にもない。
だから、ふと、思う。
私が、あなたも息子も、全力で愛して守ってあげるから私のところに来てよ、と。
私とあなたの子供ができても、息子をおざなりにすることなんてしないと誓うよ、と。
でも、これは、私のエゴ。
頼らせて依存させたいわけじゃないから、彼に言うことはないだろう。
彼が彼らしい選択をして、彼自ら私のところに来てくれたとき、はじめて私は誓いを明かすだろう。
それまで私は私らしく生きるために私を磨く。
彼が私を選んでも選ばなくても。
私は私の人生を生きよう。
