日本サンクチュアリ協会公式サイトはコチラ❣️
証言
柳光烈『あなた様の日に、私の日に』
6.入教 ― 一つ考え違いをしていたこと(1)
しかし、その時、一つだけ悟れなかったことがあった。夜がどれほど暗くても、丘の上に曙の光が一点でも昇れば、瞬く間に天地が明るくなるように、私は、この世がどれほど暗くても、再臨主さえ現れれば、一瞬にして人々の心が変わり、人は生まれ変わって、直ちに地上天国が実現すると信じていた。しかし、それは思い違いだった。
後日、この教会に来て、天国とは主がそのまま持って来られるものではなく、主の導きのもとで、私たち自身が築いていかなければならないということを知った。1954年12月19日、すなわち冬休み前日の日曜日、私は統一教会に入教した。
黃煥菜氏が導いてくださった。入教した頃には、すでに心の準備ができていたし、しかも家が教会から近かった。また、登校日が休みの前日だったので、40日間、劉孝元先生の原理講義をずっと聞くことができた。おそらく昼夜40日修練を受けた者として、私は最初の一人だったかもしれない。
思えば、それは一日目の夜だったと思う。黃煥菜氏が私を先生に紹介した。ソウル大学の学生であり、詩人であり、キリスト教徒であると。先生は話をすべて聞かれた後、
「それで、柳光烈氏は、どうしてまたこんな所へ来たのですか? ここは皆が“気違い”“狂っている”と言う所なのに」
と、人の心を引きつける御言葉を語られた。
私は、
「人が一度でも、本当にまともに狂えるのであれば、どれほど素晴らしいことでしょうか」
と反問した。
すると先生は、
「そうです。私たちもそれです。まともに一度、狂ってみようということです」
と言われ、次のように説明された。
人々が私たちを見て「気が違っている」と言うのは、その通りである。あなた方は、すでに皆、気が違っている。すなわち、行くべき所まで行ってしまったのである。私たちは、まだそこまで至っていないのに――という意味で、彼らは正しいことを言っているのだ。しかし、彼らが私たちを見て「狂っている」と言うのは、自分たち自身が最初から正常ではないことを知らずに言っているにすぎない。
そもそも、人類の先祖が堕落していなかったならば、全人類は正しい方向を向いていたはずである。しかし堕落によって、人類全体が無我夢中で正反対の方向へ進んでしまった。その中で、わずか十数人が正しい方向へ戻ろうとしているので、多数派である彼らから見れば、気違いのように見える。しかし実際には、多数派である自分たちこそが根本的に間違っていることを知らないだけなのだ。
この説明を聞いた時、耳がすっと開けるような思いがした。私は本当に狂いたかった。人間としての面目を失うほどに狂いたかった。そうなれば、正しい言葉を思う存分語れると思った。私は原理を聞き、その一言一言に深く納得した。
特に末世について説明される際、劉先生が実に多様な方法で語られるのを聞いて、私は痛快極まりない思いをした。入ってみると、「世界基督教統一神霊協会」という名称と、協会長が劉孝元先生であること、その上に先生が創始者としておられるというだけで、まだ何の組織も整えられていなかった。
その年の1954年末、私たちは「成和基督学生会」を作り、1955年春には「成和青年会」を作った。そして1960年になって、初めて協会機構を確立したのである。
1955年初旬のことだった。私は咸錫憲先生の『志から見た韓国の歴史』を読み、その著者が驚くべき霊的慧眼を持つ方であることに深く感嘆した。そして、ある夜を徹して、
「先生は韓国の洗礼ヨハネです」
という題意の、原稿用紙100枚近い長い手紙を書いた。
翌日の夕方、私たちの大学(師範大学)で、私が司会したキリスト学生会卒業生歓送礼拝があり、そこにちょうど咸先生を講師として招いていたので、散会の際、前日に書いた長文の手紙を先生にお渡しした。
その後、宗教界史(雑誌社)で咸先生と顔を合わせ、大きく言い争ったことがある。
咸先生は、
「もし私が洗礼ヨハネだというなら、主は誰なのか。早く言ってみなさい」
と声を荒らげられた。
その年、興仁洞教会で先生の生誕35周年祝賀行事が開かれた。その時私は、精誠を込めて祈りながら、35行から成る祝詩『あなた様の日に捧げます』を書いて差し上げた。
一行加えても成り立たず、一行削っても成り立たない――そのような構成の詩となり、自分でも不思議に思った。
その年の3月27日、成和青年会が創設された日に、雑誌『成和』を創刊し、私が序文を書いたことも記憶に残っている。また、成和青年会歌を公募した際、私の作品が当選したことも忘れられない。
ある日、私が引っ越しをする際、先生は「事情があって、一部しか出してあげられなくて申し訳ない」と大変心苦しそうに語られた。そして、「ある人には毎月の利子を、またある人には毎月の生活費を、それぞれ支払わなければならない事情があるのだ」と説明された。
🍃🤍🍃🤍🍃🤍🍃
🍃🤍🍃🤍🍃🤍🍃
最後までお読みくださりありがとうございます🙇♀️🌸
応援クリックをよろしくお願いいたします✨
にほんブログ村
にほんブログ村