【モアナと伝説の海】
テレビのコマーシャルから流れる、小さな女の子と海と、音楽がとても気になっていたのです。
映画が始まり、曲が流れ出したときから、なぜか知らないけれど自然と涙が流れる。
ポリネシア。ハワイ。海。自然。ご先祖。おばあちゃん。勇気。自分を信じる力。心の声に従う。
私の中の閉じ込めている原始的な感性がいちいち反応する。
映画のなかでおばあちゃんという、孫娘を信じて見守る優しくも強い存在。
とてもうらやましく思いました。
母方の祖母は、小学校一年生の時に他界していますが、良く動き、おだやかで優しくて温かな人柄の記憶でした。
同居していた祖母は、いつも怖い顔でピリピリしていて、いっしょに住んでいたいとこや自分の娘たちを優先にする人でもありました。
息子を戦死していたり、他にも大人の事情があったでしょうが、怖くてとても寂しかったのです。
私が嫁いで亡くなるまでは、私のことを気にしていたそうですが、もっと!いろんな話をしたかったし、優しく関わりを持ちたかったなと、この映画を観ながら思い出しました。
やっぱり!さびしかったんだな。ほんとうに寂しかったんだ。書いていて泣けてしまう~
私の命は、両親。両家の祖父母。たくさんのご先祖の命の繋がりの先にあります。
そして、娘たちに繋がりました。
生きるとは、楽しいだけではありません。
残酷だ!理不尽だ!誰も信じない!神様なんかいないんだ!!
何度も何度も、恨んで憎んで怒ってきました。
人の深い闇が怖い!怖い!怖くて怖くてたまらなかった。
たくさんのご先祖も祖父母も両親も、そんないろんな思いを抱いていたのかも知れません。
果たせなかった想いもあるなかで、今の私がいるのでしょう。
【心の声に従う】
自分の声でもあり、先人の声でもあるのだと思っています。
ついつい、他人の外側の声に揺さぶられてしまいますが、そんなときこそ、自分ひとりの時間を大切にします。
自分の心と対話をします。自分に優しくすることは、自分に正直に生きること。やりたいことやる。満たしてあげること。
正々堂々と自分を楽しもう!!!
先人が果たせない思いを、私自身心から楽しんで満たしていきたいです。
ちなみに、映画を観ながらひとりでに涙がこぼれたのは娘たちも同じだったようです。
繋がっているのですね。
日本語版の歌も、歌手で声優をされた方がモアナみたいでとても素敵です
私は、娘たちと映画を観てから、ひと月くらいたつのですが、ずっと英語版のサントラを聴いています。
「Loimata e Maligi 」 by Te Vaka隠れた秘話と追悼曲