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さて、今回は、2022年秋のG1シリーズの第11戦、有馬記念の検討の1回目です。

 

 

※ 検討の切り口・その1

 

 日曜日に行われる有馬記念。

 中山芝2500Мを舞台として行われる3歳以上の馬のG1レースです。

 

 2022年有馬記念の検討の切り口の1つ目は、ここ5年の有馬記念の結果とします。

 

 まず、ここ5年の有馬記念の結果を振り返り、気になる要素は、以下のとおりです。

 

 ア 連対した10頭のうち、1番人気から4番人気までの上位人気馬が7頭

   1着馬は、1番人気から4番人気までの上位人気馬が5頭。

 

 イ 1番人気の馬は、3-1-0-1。

 

 ウ 連対した10頭のうち、前走が天皇賞(秋)であった馬が4頭で、前走がエリザベス女王杯であった馬が2頭。

   あとは、前走が、ジャパンC、凱旋門賞、菊花賞、コックスプレートが各1頭。

 

 エ 連対した10頭のうち、6歳以上の馬はなく、4歳と5歳の馬が7頭。

   7頭のうち5頭が、その年の天皇賞(春)、宝塚記念、天皇賞(秋)、ジャパンCのいずれかに出走し、3着以内の実績があり。残りの2頭は、いずれも前走がエリザベス女王杯であった馬。

 

 オ 連対した10頭のうち3歳馬は3頭で、うち2頭が皐月賞の1着馬。

 

 カ 連対した10頭のワク順でいうと、1ワク1頭、2ワク1頭、3ワク2頭、4ワク1頭、5ワク3頭、6ワク1頭、7ワク1頭。

 

 

 まず、上記の要素のアを踏まえて、上位人気馬をチェックすることにします。

 

 土曜日の段階では、1番人気がイクイノックス、2番人気がタイトルホルダー、そして、3番人気と4番人気をジェラルディーナ、ヴェラアズール、エフフォーリアの3頭が競り合っています。

 

 イクイノックスに関しては、皐月賞と日本ダービーで2着の後、古馬相手の天皇賞(秋)で1着となってから、有馬記念への直行という余裕を持ったローテーションで、上記の要素のウをクリアしています。

 

 イクイノックスは3歳馬ですが、天皇賞(秋)1着馬ですから、上記の要素のエの観点から有馬記念で好走可能な力量の馬と評価したいと思います。

 

 皐月賞で2着に敗れているため、上記の要素のオを勘案しますと、少し気にはなりますけど、勝ったジオグリフや3着のドゥデュースよりも早めに動けていましたから、中山芝コースの適性がない・・・とは思えません。

 

 ワク順も5ワク9番となれば、上記の要素のカの観点から、今回入った5ワク9番というワクもプラス材料だと考えますので、イクイノックスを軸馬候補兼相手候補とします。


 

 タイトルホルダーに関しては、前走が凱旋門賞で11着でしたが、昨年の有馬記念で2着となったディープボンドが凱旋門賞で14着に敗れた後に有馬記念で巻き返しましたから、ローテーションの面ではマイナス材料とは思えいません。

 

 また、2022年日経賞で1着と中山芝2500Мでの勝ち鞍もありますし、2022年天皇賞(春)と宝塚記念の両レースで1着の実績は、上記の要素のエをクリアしています。

 

 まあ、上記の要素のカを踏まえると、外寄りの7ワクに入ったことが気にはなりますが、今年の出走馬をチェックしますと、タイトルホルダーと競り合ってまで逃げを主張するであろう馬が見当たりませんから、スタートで後手を踏まなければ、途中までは自分のペースで逃げて、早めにペースアップして、上り勝負にならないようにできそうです。

 

 ということで、タイトルホルダーも軸馬候補兼相手候補とします。


 

 ジェラルディーナは、前走がエリザベス女王杯1着ですから上記の要素のウに合致しますし、上記の要素のカからして内目のワクである3ワク5番に入ったこともプラス材料でしょう。

 

 古馬の牡馬相手のG1レースでどこまでやれるか・・・となりますが、2走前のオールカマーで牡馬相手に1着の実績がありますので、ジェラルディーナも軸馬候補兼相手候補とします。



 ヴェラアズールは、前走がジャパンC1着ですから上記の要素のエに合致しますし、上記の要素のカからして内目のワクである3ワク6番に入ったこともプラス材料でしょう。

 

 気になるのは、中山芝コースは今年4月のサンシャインSの1走のみ、そして、そのレースの舞台が有馬記念と同じ芝2500Мであったところ3着に敗れている点です。というように、コース適性の点が気になりますから、相手候補としましょう。

 

 エフフォーリアに関しては、昨年の有馬記念1着馬ですが、今年は大阪杯9着と宝塚記念6着と人気を裏切っています。

 このため、上記の要素のウもエもクリアできていませんが、何といっても昨年の有馬記念、そして、皐月賞の1着馬。

 関西遠征時だけ不振、となれば、ひょっとしたら、関東のレースである有馬記念で復活があるかもしれませんので、相手候補として残すことにします。

 

 以上をまとめると、軸馬候補兼相手候補は、イクイノックス、タイトルホルダー、ジェラルディーナ。

 相手候補は、ヴェラアズールとエフフォーリアとします。

 

 

※ 検討の切り口・その2

 

 検討の切り口の2つ目は、2022年秋のG1シリーズのうち、エリザベス女王杯以降の結果とします。

 

 エリザベス女王杯の結果は、1着がジェラルディーナ(エリザベス女王杯と同距離の2022年オールカマー1着馬・鞍上は、C.デムーロ騎手)、2着がウインマリリン(鞍上は、D.レーン騎手)とライラック(騎手は、M.デムーロ騎手)の同着で、枠連は7-8、3連単は18→13→15、18→15→13の2通りでした。

 

 マイルCSの結果は、1着がセリフォス(マイルCSと同距離の2022年富士S1着馬・鞍上は、D.レーン騎手)、2着がダノンザキッド、3着はソダシで、枠連は2-5、3連単は10→3→6でした。

 

 ジャパンCの結果は、1着がヴェラアズール(ジャパンCと同距離の2022年京都大賞典1着・鞍上は、R.ムーア騎手、)、2着がシャフリヤール(2022年海外G1レース1着馬)、3着はヴェルトライゼンデで、枠連は3-7、3連単は6→15→3でした。

 

 チャンピオンズCの結果は、1着がジュンライトボルト、2着がクラウンプライド、3着はハピで、枠連は3-5、3連単は5→10→3でした。

 

 阪神JFの結果は、1着がリバティアイランド、2着がシンリョクガ、3着はドゥアイズで、枠連は2-5、3連単は9→3→13でした。

 

 朝日杯FSの結果は、1着がドルチェモア、2着がダノンタッチダウン、3着はレイベリングで、枠連は1-6、3連単は2→12→14でした。

 

 さて、上記のレースの結果を踏まえますと、以下のことが気になります。

 

 ア 3歳以上の馬の芝のG1レースでは、前走1着の馬が1着、

 イ 3歳以上の馬の芝のG1レースでは、当該G1レースと同距離の重賞レースで1着の実績があった馬が1着、

 ウ 3歳以上の馬のG1レースでは、それまでG1レースで勝っていなかった馬が、G1レース初勝利、

 

 アとイとウを踏まえると、前走が芝2500Мのアルゼンチン共和国杯1着であったブレークアップが気になります。

 

 今回が初めてのG1レースの出走ですが、今年4月のサンシャインSで、ヴェラアズールに先着した実績もありますし、中山芝コースの適性がありそうな馬です。

 

 好走したレースは、逃げるか先行できた時のようですから、逃げ・先行馬が少なそうなこともプラス材料。

 残念なのは、先行したい馬なのに8ワクに入ったことですが、人気薄ですから、その点は目をつぶって・・・と考えます。

 

 あとは、イとウを踏まえて、2022年目黒記念1着馬のボッケリーニ。

 ハンデ57.5キロで目黒記念を勝ち、2022年日経賞でタイトルホルダーに0.1秒差の2着という実績からして、有馬記念での好走も十分可能なはずと思います。

 

 6歳馬であることや外寄りの7ワクに入った点はマイナス材料ですが、人気薄ですから、今回も期待することにします。

 

  ということで、人気薄のブレークアップとボッケリーニがらみの夢馬券も買うことにします。

 

 

※ 今週も

 

 現段階では、軸馬候補兼相手候補は、イクイノックス、タイトルホルダー、ジェラルディーナ。

 相手候補は、ヴェラアズール、エフフォーリア。

 そして、夢馬券としては、ブレークアップとボッケリーニがらみの馬券。

 

 ということで、いったん時間をとって頭の中の整理をした上で、検討の2回目に馬券を組み立てることにしますので、ぜひ、検討の2回目もご覧ください。

 

 

 

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