ナカジマ&Tちゃんのブログ -4ページ目

ナカジマ&Tちゃんのブログ

ブログの説明を入力します。

半月程前に中居正広が司会をする番組で大変興味深いアンケートがあった
10・20代から60代以上まで年代別に各一万人・計五万人に【本当に演技が上手い役者は誰か】【本当に美人だと思う女優は誰か】を問うたのだ
【最も美しい女優】……これはかなり難しいお題ではないかと思う
外見の好みもあるし、内面から湧き出てくる美しさもあれば立振舞が美しく見せることもある
圧倒的な支持を得たのが【北川景子】と【佐々木希】次いで【石原さとみ】←意味が分からない(笑)
【北川景子】と【佐々木希】は『卵に目鼻』という美人顔で戦前に活躍したダニエル・ダリューにも似た白痴美と言えないことはないが、【石原さとみ】に関しては『唇がセクシー』なんだと❗

ナカジマ個人としては【高杉早苗】が最も美しい女優であったと思っている←このように美人という定義は曖昧なのだ
因みに【高杉早苗】は市川猿之介・香川照之の祖母である

典型的な日本美人の象徴と言われた【山本富士子】の名前はアンケートでは全く出てこなかった
そもそも【山本富士子】という女優の存在さえ知らない奴等が回答したのであろう


『かげろう絵図』山本富士子と雷蔵共演の時代劇サスペンスである
原作は松本清張、監督は衣笠貞之助
脚本は衣笠と犬塚稔が共同で執筆している

10年程前に106歳で亡くなった最高齢ね映画人犬塚稔のインタビュー記事を読んだことがある
『衣笠のことは一生涯許さない』と語っていた犬塚はシナリオ執筆料でかなりもめていたようだ
『座頭市』のシナリオ執筆料でも犬塚は勝新とトラブルになり法廷騒ぎな発展している
日本映画の大先達には申し訳ないが『金に汚い犬塚』の印象をうけた


さて、この作品では山本富士子が姉妹を一人二役で演じているのだが、なかなか見事である
大奥勤めをする妹の優雅さと雷蔵と暮らす町娘の姉のはすっぱな感じを演じ分けて見事❗

今回の【ラストボス】滝沢修のモノローグから始まるのだが『シェイクスピアかよ❗』と思わずツッコミたくなる重厚さ
滝沢修は日本演劇界稀代の名優であるが、映画になると重厚と言えば言葉はいいが【重くなりすぎる】ことがある
仲代達矢も同じだ❗『影武者』がその典型←やはり勝新で見たかった

物語は将軍の跡目相続をめぐるサスペンスで清張らしい面白味が詰まっている
滝沢修の娘が木暮美千代で滝沢修は政を我が物にするために木暮美千代を大御所・家斉の側室にする

更に木暮美千代の娘が加賀前田藩に嫁いで男子を産んだ
この子を次期将軍にしようと企むのだ

しかし現将軍の側室・お多喜の方=矢島ひろ子が懐妊した
蝋を塗った踏台にお多喜の方を上らせて、転倒…彼女は流産する

踏台を差し出したのが山本富士子である❗彼女はこの功績?もあって木暮美千代に認められて彼女の部屋付きにまで出世する


しかしこれは滝沢修の専横を正そうとする寺社奉行・坂東簑助の狙いであった←坂東簑助=八代目坂東三津五郎です
フグの毒で亡くなりましたね【孫は池上季実子】
坂東簑助の命を受けて幕政を何とかしようとするのが黒川弥太郎
山本富士子は黒川弥太郎に頼まれ大奥にスパイに入ったということです


これに一人の大奥女中が絡んできます
【菊川】=阿井美千子…滝沢修の使いっぱしりとして悪事をはたらく須田不二夫がこともあろうに男子禁制の大奥に入り浸り【菊川】と逢瀬を重ねていたのだ
その【菊川】代参で寺に赴いた折に具合を悪くする…町医者の志村喬が呼ばれて診断すると妊娠していることが発覚する←志村喬はその時酒を飲んでいて酩酊しており、ここでも『酔いどれ天使』(笑)

御宿下がりをして絶対に子どもを産むという【菊川】しかし、役立たず須賀不二夫は寝物語に滝沢修の企みをぺらぺら喋ってしまい、露見を恐れた滝沢修は【菊川】を殺害させる

こうなると診断した志村喬も当然狙われることに
ここで雷蔵が本格的に参戦
雷蔵は黒川弥太郎の甥なのだが、政にはまるで関心がなく山本富士子を大奥にスパイに出すことにも否定的だった
が、志村喬は隣人であり、彼が命を狙われるとなると話は別である
一度は刺客を追い払ったが、志村喬は誘拐されてしまう

町娘の山本富士子と雷蔵は志村喬を救うべく動き始める



そんな折、大御所・家斉=柳永二郎が倒れ、危篤となってしまう
何としても次の将軍は前田家の竹千代…という【御墨付】を貰いたい滝沢修は策を弄して【御墨付】を書かせる


罪もない【菊川】と志村喬を殺害したことに憤慨した雷蔵は屋敷に入り【御墨付】を奪い壮絶な斬り合いに
ってとこで意味わからず【終】松本清張の小説がまだ連載中に製作されたからだ

時代劇の東映と言われるが勿論大映でも数多くの時代劇が製作された
しかしそのカラーは全く違うように思われる
東映はとにかく明るい❗大映は落ち着いたトーンながらセットなどは実に絢爛豪華だ❗同じ時代劇でも【匂い】が違う

ナカジマは映画は最終的には【どんな匂いがするか】ではないかと感じている
当然、人によって匂いの感じ方は違うのだろう