棋聖戦5番勝負第2局は17日、新潟市西蒲区の「高志の宿 高島屋」で指され、先手の藤井聡太棋聖(21)が挑戦者・山崎隆之八段(43)に111手で勝利。シリーズ対戦成績を2勝0敗とし、タイトル5連覇に王手をかけた。防衛すれば自身初の永世称号「永世棋聖」の資格獲得となる。

 同棋戦は20年7月に藤井が初戴冠した思い出のタイトル。今回防衛すれば中原誠十六世名人(76)の23歳11カ月を抜き、53年ぶりに永世タイトルの最年少記録を更新する。

 第3局は7月1日、愛知県名古屋市「亀岳林 万松寺」で行われる。