身体を何か一大事が起こった時に、そこそこ上手く動くことで何とか逃げ切れたと思った経験が何度かあります。
若い時に朝の通勤ラッシュでバイクを走らせていた時に、車に当て逃げされたことがあった。当時のバイクは確か大破して、衝突した瞬間に反射的に身体を丸めたことがよかったのか、一瞬息が出来なかったがすぐに回復しました。
牧場で働いていた時に、わらの裁断機に軍手をつけた右手を持っていかれそうになったが、途端に引き抜いて軍手だけがボロボロになったことで助かりました。
色々忘れてしまったこともあるが特段これまでにとんでもない後遺症が残ることにはあわずに済んでいます。それもこれも根が臆病でこういう事をしているとこうなる可能性があるという取り越し苦労の先読みをしていたおかげです。
冒険をしようというような話し方をする人が大勢いますが、それよりも大事なのは危機回避が常にできるか、被害を最小限に抑えられるかという特性を磨くことではないでしょうか。偉そうに僕が言えたことでもないのですが、後生大事にそろそろ周りを伺いながら生きてきたから大怪我がなかったのだと思う。ただしそれで人生上手くいっていると言えるかどうかはわかりません。