この間も書きましたが、身の回りに起こるあまり楽しくない出来事でも、その時点では怒りや焦りなども感じるのだが、その後にまあ仕方がないかという言葉が浮かんできます。


人間が出来てきたというより、若い頃より周りに働きかけるエネルギーが欠けてきたということなのだと思います。


衆人環境の中にいても、怖がったり面白がったりという感情が鈍くなってきた。ただぼんやり眺めているだけだ。こういうことで楽になったのは、色んなことを気にすることが少なくなってきたということ。


この変化が起きてきた一番の理由は、いつも書いているが死ぬ時期がどんどん近くなってきたということを、身体の衰えとかで「わかってきた」ことです。辛いことも楽しいことも、じきに終わりを告げるのだ。何もかもなかったことになり、僕の存在も誰からも忘れられる。僕も亡くなった人を時々思い出すくらいだから、その辺りはわかります。