僕が子供の頃から誰かの仕草や話し方の真似をしていたというのは、その人の何かが自分の持っていないものを所持していて、それがあればうらやましがることもなくなるという、本能のようなものだったと思います。


それが大人になるにつれ、模倣の対象が衣服だとか言葉のフレーズだとか、生活する上で自分の得になるような、それがいかにも自分のグレードがあがった気がしたものです。


そうでなくても、生きていくスキルとして自分より経験を積んでいる人間やシステムを真似することは必須なことが多く、実は未熟者の僕としては学ぶ事は今でも時間がないくらいあまりにも多すぎるのです。