よく死ぬにはよく生きることだ、とわかるようでもう一つわからない話がありますが、一瞬をおろそかにせずに頭も身体も働かせるということでしようか。

快楽を追求することは目の前の現実をそらさせるということで、何かよくないものかと考えてみると、僕の場合はその人生の大半は空想によって楽しみに浸るといった行為でありました。

現実逃避という言葉はぴったりであったのだが、ただ唯一取り柄だったのは一人で無駄な足掻きであろうが続けてきたことです。世の中でうまく生き抜いていくのなら他人のよきアドバイスを取り入れたら良かったのだろうが、それが自分にとって益なのかどうかがこの弱い頭では判断できず、尻込みばかりしていました。

でもここまで誰の言うことも聞かなかったので、誰を恨むこともない。他人のせいにもできない。今の結果を産んだのは全て自分の不徳の致すところということです。