僕は現実社会でそれこそ言葉通りに血を流して活動したことがありません。せいぜい汗を流して時折涙を流すくらいです。最近では先にうなだれて諦めて下を向くことが多いので涙を流すこともなくなってきました。

中学校や高校の部活で、なかなか思うように行かなかった時に涙を流したり放心状態になったことを思い出す。でもあれは簡単に逃げられるのです。生活がかかっているわけではないのだから。でも社会での報酬と引き換えの労働は、逃げたらもう終わるのです。生活の動線が断たれてしまう。とはいえ歯を食いしばって頑張る時期は過ぎたというか、そんな熱意はなくなってきました。今毎日を突き動かしている衝動はこれは少しでもいい暮らしというか、今の暮らしを維持したいという思いです。それは生活が上向きになればいいが、僕の毎日の現状は胸を張って生きていらっしゃる凄い方達というか、普通の人にもなかなか追いつけていけるものかなと、時々自信がなくなってしまいます。

しかし息をついている間もないな、とは思います。今ジョギングを毎日やっているが、僕から見てもとても格好良く走っていないご老人とか見ていると、死ぬ寸前までああいうモチベーションで生きていたいものです。