結婚当初の主人は一切家事をしてくれませんでした、私はと言うとその頃はまだ結婚したら女性は仕事をやめるみたいな雰囲気がある時代で、主人もやめていいよと言うし、銀行のノルマとか苦手だったので気持ちよくやめさせていただき、専業主婦を選びました。

いざ家に入るとまーつまらない、一日中家事しかしすることがない、趣味もない、主人が休みの日も主人の分の3食を私が作る、水回りの掃除も大変、ゴミ出しも私、本当に家事は大変、そしてつまらない。

ある日、主人に家事が大変だから何か一つでも手伝って欲しいとお願いしたら、ハァ?俺稼いできてるよね食べさせてあげてるよね、俺は稼ぐ役、⚪︎⚪︎は家事をする役とキッパリと言われすごくむなしくなった、分からないでもないんだけどね。

専業主婦を3ヶ月でやめた、私一生働こうと思った日でした。

私は仕事を始めました、それでも家事なんてした事のない主人が私が働いてもするわけなく、半分諦めてた。

子供ができ、男の子2人には家事は女の仕事じゃないからねと主人の聞こえるようにいつも言っていた、結婚しても家事は半分半分だよ、男の子だって料理は出来ないとねと料理を教えてあげたりした、母さんだって毎日仕事して家事して大変なんだから、今は昔みたいな時代じゃないんだから・・と、ずっとことある事に言っていた、主人はどんな気持ちで聞いてるんだろうと気にはなった。

そんな事をずっと子供達に言ってたある日、長男が中学生になった途端、主人が長男に何故か毎日のお風呂掃除を命じた、長男は文句一つ言わずサッカーの夜練がないときはお風呂を入れ替えてくれる、それと同時にこれからは自分の食べた後の食器は自分で洗う事と命じ、主人も突然結婚して初めて家事をした、ひえ〜主人が食器洗ってる、なんでだろう私の思いが通じたのかな?

主人と長男が食器を洗ってくれるだけですごく楽!
お風呂も助かる、次男はその時まだ小1なのでそれは私が洗う。

一人暮らししてる長男は料理が好きになり土日は1週間分の作り置きのおかずを作りタッパーに詰めたりしてる。

そんな主人はここ3年くらい前からどんどん変わり、洗濯してほしてくれたりもするようになった、料理だけはやったことがないなでそれだけは出来ませんとずっと言ってた人が私が料理を始めると横にきて野菜を切ってくれるようになり、今年5月くらいから隔週で夜勤が始まると昼間家にいるのでとうとう1人で料理をし晩御飯を作るようになった、私は主人が作ってくれた物を初めて食べる、感動!

私が仕事してる間にお風呂もかえて、洗濯して干して、晩御飯作って、食器も洗って、稼ぎは私の何倍もあるけど昔みたいに俺が稼いでやってるみたいに言うことは無い。

この家事分担問題は永遠のテーマですね、うちはなんだか分からないけど解決したように思う。
前のままだと熟年離婚は間違いなかったです。
まだまだ私の方が家事の量は多いけど、そこまで求めてはないし、今までの事があるので私はこれで十分です。
でも今の子達はしっかりしてて、若い夫婦には必ず聞くけどみんなちゃんとご主人さんは料理してくれるとのこと、スゴイ!
いい時代になった。

次男も今は寮でグループ作り、当番制で晩御飯を作ってるので、すごくいい環境だなと、良かったなぁと思ってます。