生徒: 先生、自分の中にあるものしか外側には見えないということは、どういう意味ですか?
心理学者: それは、私たちは自分の感じ方や思い込みが外の世界に反映されるということです。つまり、自分が何かを感じたり信じたりすると、それを他の人や状況にも当てはめてしまうのです。
例えば、自分の心がカメラのレンズのように働いていて、そのレンズが汚れていると、世界のどこを見ても汚れて見えますね。
生徒: 先日、事務職をしている方が「最近の子は男性社員に媚びるからいやね」と言っていました。このことは事実なのでしょうか?
心理学者: まず、その方がなぜそう感じるのかを考えてみようか。「媚びている」と見えているということは、彼女自身が以前に男性社員に媚びを売ったことがあったといことだよ。何らかの理由で、今はやってないという時、他の人がそうしているのを見たら、過去の自分を見ているようで、嫌な気持ちになる。つまり、彼女自身の経験や考え方が、彼女の捉え方影響を与えているということです。
生徒: なるほど、その事務職の方の経験や考え方が彼女の意見に反映されているわけですね。では、最近の子が男性社員に媚びているというのは本当うかはわかりませんよね。
心理学者: そうだね。それが真実かどうかは分かりません。ただ彼女にはそう見えているということは確かだね。
あなたには社会や周りがどう見えているのでしょう?
