中国に行く際に他の外国と同じように注意しなければいけないことと、中国特有のことがあります。

そんな中国事情を簡単にまとめてみました。

参考になれば幸いです。

 

■中国のフライトが日本と違うところ

中国の空港の手荷物検査が旧式なのか厳重なのかわかりませんが、PC、タブレット、携帯をバッグから取り出すのはもちろん、モバイルバッテリーと傘も出さなければいけません。

もちろんモバイルバッテリーは預け入れ荷物に入れちゃダメです。

 

飛行機には必ずエコノミー最前列付近に私服の警察官?が乗ってます。

離着陸時にはイヤホン類は外さないといけません。

フライト中はちょっとの揺れですぐにベルト着用サインが出ます。

国内線でも食事が出ますがマズいです。(昔よりはマシになりました)

 

空港によっては撮影禁止のため離着陸中ずっとシェードを下さないといけません。

もちろん撮影なんかしたらスパイ罪で逮捕でしょう。

(衛星で全部見えるのにと思いますが、ハリボテなのがバレるから?って勘ぐりたくなります。)

ちなみに台湾の松山空港も撮影禁止ですがシェード降ろせとは言われません。

 

■パスポートは常時携帯義務あり

少なくともジジイが駐在してた2017年まではそうでした。

今でもきっとそうでしょう。

街中で所持品チェックされることなんてまずありませんが、持っていなかった場合拘束理由になり得ます。

 

■むやみやたらと写真を撮らない

普通の街中に軍の施設があったりします。(看板見なければ普通のビル)

もし写真に写っちゃうと外国人の場合十分拘束理由になりうると思います。

観光地以外で写真撮る場合は周りをよく確認することをオススメします。

 

■水回りが弱い

特にひどいのはトイレです。

ホテルがベストなのでホテルで出来るだけ済ませましょう。

街中には公衆トイレは少なく、あってもジジイは入る気しません。

それ以外ではショッピングモールかレストランのトイレくらいしかありません。

比較的高級なモールなら洋式がある場合がありますがほとんどは和式?です。

どっちが前か分かりにくいですが、穴がある方が後ろです。

ちなみにこのタイプ、昔パリにもありました。

 

中国の場合、ホテルなどの洋式を除きトイレットペーパーを一緒に流せません。

(ホテルでも詰まりやすいです)

どうするかというと、使用済みの紙は横にあるゴミ箱に入れます!

マジです。

なので緊急の場合以外はホテルで済ませることをおすすめします。

 

水道水は基本飲めません。

バスタブに貯めると色がついてたりします。

(イギリスでもそういう場所あります。)

中国人が日本に来ても水道水を飲もうとしないのはそのためです。

日本でもミネラルウォーターを偏重する傾向ありますがマイクロ/ナノプラスティックのことを考えると子供にはあまりいいもんじゃないと思います。

ジジイくらいの年齢なら関係ありませんが。

 

■インフラが弱い

遠目に見ると超高層ビルが林立してスゴイと思いますが、歩道などの段差がひどく敷石が浮いていたりデコボコです。予想外のところに段差があったり、階段があったりするので脇見厳禁です。

耐震構造では全くない(柱がめっちゃ細い)ので四川省など地震がある地域に行く場合は覚悟しましょう。

 

■通信事情

他のキャリアでは知りませんが少なくとも楽天モバイルでは中国から日本にかけることができない電話番号が存在します。

楽天カードのサポートの電話番号は全部ダメでした。

楽天モバイルの方は万一の時は覚悟した方がいいと思います。

 

ネットの方は楽天の場合、特に何もしなくても勝手につながりストレスフリーです。

 

中国の場合、ご存じの通り通信制限がかかります。

まず中国のWi-Fiに繋いでいると日本のサイトはほとんどどこにも繋がりません。LINEすらダメです。

唯一繋がるのはYahooくらいですがリンク先が外部サイトだとそこには当然いけません。(と書きましたがネットバンキングなどは普通につながりました。ウェブサイトやSNS系がダメっぽいです。)

 

Wi-Fiオフにして携帯のモバイル通信でならLINE繋がります。

昔、中国の携帯からでは全くつながりませんでしたので、

おそらく海外の電話番号だと認識して繋いでいるのでしょう。

ウェブサイトもWi-Fiより見られる範囲が広がります。

You tubeすら見ることができますしGメールやグーグルマップも動きます。

 

まとめると、中国ではWi-Fiは役に立たない場合が結構あるのでモバイル通信が大切ということです。

そうなると海外での利用料が安い楽天モバイル最強!(通話除く&ソフトバンクのアメリカ放題除く)ってことになります。

 

■辛いものが苦手な人は要注意

ジジイ、辛いもの好きですが、それでも火鍋の翌日はお腹の調子が悪くなったりします。

胃腸薬は持って行ったほうがいいと思います。

特に四川省、湖南省、湖北省あたりへ行く人は必携ではないかと。

それ以外の地域でも、いろんな地域の料理が食べられるので、結局は持って行ったほうが無難です。

辛い料理の代表格は、四川料理(川菜)、湖南料理(湘菜)でしょう。

反対にお腹に優しいのは、広東料理(粤菜)です。

上海料理や山東料理も辛くないのでOKですが、そんなに美味しくないと思うのであえて行こうと思いません。(小籠包除く)

 

■レストランのオーダーが携帯経由

テーブルに貼ってあるQRコードをWeChatなどで読み込んでオーダーするシステムが一般的ですが、その際に携帯番号を入力しないといけない場合があり、中国の番号以外はたいてい受けてくてくれません。

そうなると、店員にメニュー持ってきてと頼むことになります。

ま、それで済むので良いっちゃ良いんですけどね。

 

■バーコード決済は使えない時もある

支払いもQRコードがデフォルトのところが多いです。

以前は中国の銀行口座持ってないとできませんでしたが、日本のクレジットカードでも使えるようになりました。

方法はこちら。

 

 

ですが、カード会社によっては不正検知システムに引っ掛かりカードを止められることがあるので、止められた場合の再オープンの方法は事前に確認をオススメします。

もちろん事前にカード会社に中国へ行くことを伝えておきましょう。

 

事前に伝えても止められ、再オープンの手続きで電話をかけようにも中国からサポートの電話番号が繋がらないカード会社があります。

電話がダメならチャットですが、チャットも激混みでつながらないことがとても多いんです。

 

そのカード会社は楽天カードです。

これがブラックカードくらいならサポート体制もマシなんでしょうけど、楽天のノーマルカードだけで海外へ行くのは避けた方がいいと思います。

ひどい目に遭います。

 

 

■現金は使える

バーコード決済がデフォだと言っても現金使えます。

現金もある程度持っておきましょう。

ただしどこでもそうですが大金を持ち歩かないように。

日常の生活する程度なら500〜1000元もあれば十分です。

残りはホテルに置いておきましょう。

 

■両替はキャッシングがオススメ

日本から出る前から現地の通貨持っていないと不安だという方以外は、

現地のATMでクレジットカードでキャッシングして、すぐに返済する方法で現地通貨をゲットする方法をオススメします。

 

 

上のリンク先の記事にも書きましたが中国でもキャッシングはできます。

ただし4大銀行のATMをオススメします。

 

■喫煙天国

ジジイのような非喫煙者には地獄です。

ホテルのエレベーターやフロアまでもがタバコ臭かったりするので、

可能ならばホテルは禁煙ルームだけでなく禁煙フロアを頼みましょう。

あるかどうか知りませんが。

 

レストランも都会ならもしかしたら禁煙席があるかもです。

 

■基本的には親切な人が多い

店でもレストランでもほとんどの場合親切にしてくれます。

店員さんも昔より愛想良くなってます。

地方の食堂のおじちゃんおばちゃんが優しいのは世界共通でしょうか。

 

でも、日本にいい印象を持ってない人もいることは事実です。

なんせ過去に日本は中国に酷いことしてますから。

ですから反感を買わないような行動が望まれます。

節度を持って行動しましょう。

 

■まとめ

日本ではないのですから、日本と同じ感覚でいけると思うのがそもそも間違いです。

日本はガラパゴスなんだし、自分たちの価値観のほうが残念ながら少数派だということは認識しておいたほうがいいと思います。