あぁ、だいぶジョグジャカルタの記憶が…


書くぞー!


「マージナルゴング」のリハーサルのため、ジョグジャカルタにやってきた翌日。

スタッフさんのご厚意により、午前中は観光してきて良いよーと言っていただきました。

ので、ジョグジャカルタ一の繁華街、マリオボロ通りに行ってきました。

本当は「ボロブドゥール」の遺跡とか、「プランバナン寺院」とかにも行きたかったのですが、ジョグジャカルタの中心地からは、車で片道1時間半ぐらいかかるとのこと。

今回は残念だけど、諦めよう!

いつか、マージナルゴングをジョグジャカルタで上演してほしいです!

そして、私も参加させてもらい、その時こそ、遺跡や寺院を巡りたいです!!

次回のお楽しみ(^-^)

という訳で、マリオボロに。

マリオボロは、日本のアメ横みたいに、小さなお店や露店が連なっていて、いろーんな物を売っていました。





お店の方に許可を得て、巻いて貰いました。



隣に写っているのが、コーディネーターのダウスさん。

色々お土産をみたり、観光する時間がないスタッフさんのおつかいをして、お昼すぎに皆さんのもとへ!

この日は、夕方から、有名なバリ舞踊の先生(もちろんご自身も踊られます)がバリ舞踊についてレクチャーしてくださるとの事。

楽しみ。

夕方、雨がザーッと降って、あ、あがったかな?と思っていると…


先生がいらっしゃいました!!


まずは、プロジェクターを使って、座学。
バリ舞踊の歴史や、種類、振りの意味などをとても詳しく教えてくださいました。
衣装になる、腰に巻く布の巻き方にも、一つ一つ意味があって…

とにかく、とても美しいのです。


次は、実際に先生が、布を使って踊ってくださいました。

手、足、腰、首、そして目線、身体の軸。

先生、すごく可愛いのに、踊ると色っぽい。

続いて、私も踊ってみることに。



今回のステージ、声を使った表現だけでなく、私の佇まい、そして動きが、とても重要になってくるステージ。

舞踊の動きをすぐに習得することは出来ないかもしれませんが、その土地に深く根付いている舞踊を、その土地でその土地の方に教われるという事に感動。

それにしても先生…


案外、厳しい(笑)

厳しいというか、真剣に教えてくださっているので当たり前なんですが。

なんだろう。そんなに大きく動いてる訳じゃないのに…

汗だく。

とにかく、すごくすごく難しかった!!
けど、本当はもっとずっと、習いたかったです。
素晴らしい体験。
ジョグジャカルタに来たからこそ、できました。
感謝!!ありがとうございます!!!

気付けば陽も落ちていました。

実は私、ジョグジャカルタに行くにあたり「手拭い」を用意していました。

日本舞踊の世界だと、名刺がわりのように、自分の名前が入った手拭いをご贔屓の方に配ったりするのですが、今回は急遽ジョグジャカルタ行きが決まったので、自分の手拭いを作る事ができませんでした。

なので…



じゃん!
色々な模様の手拭いに、AKEMI&朱未の名前を書いて、現地の皆さんにお渡ししました。

それにしても、文字のセンス……

えー、気持ちです٩(๑❛ᴗ❛๑)۶

先生にも、好きな柄を選んでいただきました。

必死すぎて、先生との写真が無いのが残念。。
動画はいっぱい撮ったのですが…


さて!ここでキャスト紹介です。



おかめ、ひょっとこの手拭いを選んだのは、ジュアン。
西カリマンタンのパフォーマー。

物静かで透明感のあるジュアン。
ある朝、稽古場の隣の庭でタバコを吸っていたジュアンが、不意に一点を見つめていました。

次の瞬間、すっと何かを手に包み込んだんです。

トカゲでした。

ヤモリかな?とにかくどっちか。

ジュアンは、庭の木の近くで、トカゲをなでなでしながら、何かお話してるみたいで、それがあまりに綺麗だったから、私はこっそりその姿を見つめてしまいました。

続いて…



グナワン。

グナワンは、ジョグジャカルタの有名人です。
レストランで打ち合わせをしていると、握手してくださいと言われちゃうくらい、スターなのです。

映画の主役を務める役者であり、詩人でもあります。

マージナルゴングの中で読まれる詩は、グナワンが作っています。

詩人。

普段はとてもチャーミングなグナワンですが、リハーサルのラスト、詩の朗読で、私が日本語バージョンで、グナワンがインドネシア語で朗読した時、グナワンの声と…なんか…纏う空気が…とても素敵でした。

素敵だし、なんか、不思議だし。

上手く言えない。

グナワン主演の映画、観てみたいなぁ。

リズマンは、残念ながらすれ違いで会えていないので、日本でのリハーサルが初対面です。

なんだか、話によると、すっごくインパクトがある方みたい。

怖い!楽しみ!!怖い!!!


そして、前回のブログで書いた浅井さん。
浅井さんは、振付をしていただいたのですが、、

その話も、すごい経験だったので、後日ブログに書きたいな!


あ、あと。



この方は、刺青師のヘンドラ。
刺青。この物語でも、重要な要素の一つ。
ある民族は、自分の歴史や情報を、刺青として身体に刻む風習があるそう。

ヘンドラ。

ちょっと怖そうだけど、どうやらダジャレとか言うみたい。

想像つかなすぎる。

っていうか、みんな、年齢不詳。


今回、海外でリハーサルをして思ったのは、皆、自国の伝統についてよく知っているなぁって。

私は、日本人だけれど、日本の事について、どれだけ説明できるかな。

皆さんに渡した手拭い。
みんな、「この絵にはどんな意味があるの?」と質問してくれました。

ちゃんと説明するのって、意外と難しいですよね。

招き猫=ハッピー!カムカム、キャット!!

おかめひょっとこ=オールドジャパン、ビューティフル メン&ウーメン!!


…ほんとか?

もっと、日本を知ろう。
日本舞踊、ちゃんともう一回勉強しよう。

ここにきて、新たな楽しみも増えました。





リハーサルは、こんな感じで2日目も終了!
明日のお昼には、もう帰国。

もう少しいたかったなぁ。

あ、2日目の夜ごはん。

鳥料理にすっかり飽きた皆さん。
鳥以外にお勧めは?ときいた答えが「なまず」でした。

なのでみんな「なまずで!!」とこぞって注文しました。

結果…















なまず。

固いです。


プロデューサーの花井さんと、浅井さんが、

「追加でチキン!」って言ってて、面白かったです。