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ゼレンスキーの側近は、早ければ1-2周間、
遅くても5月までにロシアと和解すると言っている。
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2022年3月16日 田中 宇
ウクライナのゼレンスキー大統領が3月15日、
NATO加盟をあきらめざるを得ないと表明した。
ウクライナはNATOに加盟したかったが、ウクライナを自国の影響圏に
入れておきたいプーチンのロシアが激しく反対して2月24日から軍事侵攻して
ウクライナの制空権を奪い、米国などNATO諸国がウクライナを
軍事支援できないようにした。
バイデンの米国は、
米軍やNATO軍がウクライナに派兵すると米露核戦争になるのでやらないと表明し、
ウクライナの制空権をロシアに奪われているので、
米NATOはウクライナへの武器支援も表明だけで実施できなかった。
ゼレンスキーは「今のNATOはとても弱い。
兵力を送ってくれると思っていたのに何もしてくれなかった」とNATOを非難している。 (Zelensky Says Ukraine Must Accept Fact That It Won't Join NATO) (NATO ‘never looked weaker’ – Zelensky)
米国は派兵や武器支援の代わりに、
ロシアに対して石油ガス輸出阻止などの強烈な経済制裁を発動したが、
これは逆に欧州諸国をエネルギー不足に追いやってしまい、
結局ドイツなどはエネルギーの対露依存をやめられなかった。
ドイツの首相は10日ほど前、
ゼレンスキーに「ウクライナはNATO加盟できない。
貴殿はロシアに譲歩するしかない」と申し渡している。
ロシアは欧米に輸出しない分を中国に買ってもらえるし金融支援も
受けられて大して困らず、対露制裁は欧米側を自滅させるだけの失策になっている。 (Ukraine’s NATO Membership 'Will Not Take Place': German Chancellor) (ロシアは意外と負けてない)
その間にも、
ロシアはゼレンスキーと交渉を続け、降参して政権内からロシア敵視勢力
(米傀儡の極右・ネオナチ)を追放すれば大統領職に
とどめてやるなどと持ちかけ続け、米欧からの支援を期待できなくなった
ゼレンスキーはロシアの要求を受け入れ始めている。
この流れの中で、
NATO加盟をあきらめるという今回のゼレンスキーの発言が出てきた。
ロシアは、ウクライナの非武装中立化と非ナチ化(米傀儡の追放)という
露軍侵攻の目的を達成しつつある。
ゼレンスキーの側近は、早ければ1-2周間、
遅くても5月までにロシアと和解すると言っている。
(Zelensky Meets with Prime Ministers of Poland, Czech Republic & Slovenia in Kie)
ゼレンスキーから弱体化したと非難されたNATOの事務総長はあわてて
「兵器供給や軍事演習など、同盟諸国に対する強化策を本格的にやります」と
宣言したが、口だけっぽい感じが漂っている。
(NATO chief announces major ‘strengthening’ of the alliance)
3月15日には、
ポーランド、チェコ、スロベニアの首相たちが列車でキエフを訪問し、
ゼレンスキーと会った
(ウクライナ上空は露軍が外国からの飛行機の飛来を禁じている)。
ポーランドなどはロシア敵視の国で、
ロシアに譲歩して傀儡になろうとしているゼレンスキーの動きを
何とか止めるためにやってきたようだ。
ポーランド首相は、
人道支援物資をウクライナ市民に配布する目的でNATOが武装した
平和維持部隊をウクライナに陸路で送り込むことをNATOに提案しようと
思うが,どうかとゼレンスキーに持ちかけた。
それが実現したら、ウクライナ入国後に露軍に空爆され、
米露世界大戦になってしまう(だから実現する可能性はゼロ)。
ロシアとの
和解に向かっているゼレンスキーは返答を避けた。
開戦直後なら歓迎されたかもしれないが、話を出すのが(意図的に)遅すぎる。
(Polish, Czech & Slovenian Leaders Head To Kiev By Train In Show Of Support To Zelensky) (Polish minister wants armed NATO ‘peace mission’ in Ukraine)
ウクライナがロシアの傀儡国に戻ると、
ロシアは、今回の戦争でロシアを敵視しまくったポーランドやエストニアなどの
東欧諸国に対して各種の仕返しの意地悪をやりそうだ。
だからポーランドはゼレンスキーをロシアの傀儡に転向させたくないし、
断末魔的に、NATOに地上軍をウクライナ派兵させるという危険
(というより非現実的)な策を言っている。
エストニア議会は3月14日、NATO諸国の議会として初めて、
NATOがウクライナ上空を飛行禁止区域に設定して露軍から制空権を奪う
試みをやるべきだと決議した。これまた断末魔的な非現実策である。
(First NATO Country Calls For No-fly Zone In Ukraine)
3月15日には
ロシア政府が、米国のバイデン大統領と側近たち、息子のハンター・バイデン、
2016年の大統領候補で対立候補のトランプにロシアのスパイの濡れ衣をかける
ロシア敵視の策略(ロシアゲート)をやって勝とうとして
失敗したヒラリー・クリントンなどに、ロシア入国禁止などの制裁を科した。
これは開戦翌日の2月25日に
米国がプーチンらロシアの要人を制裁したことの報復だ。
タイミング的に、
ゼレンスキーがNATO加盟をあきらめると表明し、
ロシアが米国に対してぐんと優勢になった直後に
報復措置を出したことは興味深い。
ハンター・バイデンは、
父親のバイデンがオバマ政権の副大統領だった時に、
父親の名代としてウクライナ側から賄賂をもらっていた疑いで有名だ。
プーチンは、米国でヒラリーや民主党本部による
ロシアゲートの不正が捜査されて暴かれつつあることを把握した上で
要人制裁リストを決めている。
(Russia Imposes Sanctions Against Joe Biden & Hillary Clinton, Other Top US Officials)
米国では金融バブルの膨張を維持する唯一最大の策だった米連銀の
QE(ドルを過剰発行して債券などを買い支える策)が3月9日に終わり、
ちょうど5月ぐらいまでに金融崩壊が起きるかもしれない状態になっている。
このタイミングは、ゼレンスキーの側近が言うところの、
ウクライナがロシアと和解しそうな時期(遅くとも5月)と一致している。
金融は水物なので時期がずれるかもしれないが、
ウクライナとロシアの和解も時期がずれるかもしれない。
(ロシアは中国と結束して延命し、米欧はQE終了で金融破綻) (ドルはプーチンに潰されたことになる)
米国の金融システムが崩壊すると、
世界は、米国系の債券金融システムが支配していたニクソンショック以来の
「ブレトンウッズ2体制」から、中露イランサウジなど非米化した諸国が持つ
石油ガス鉱物穀物などコモディティの利権が支配的になる多極型の
「ブレトンウッズ3体制」に転換していく。
これは元米連銀(現クレディスイス)のアナリストである
ゾルタン・ポズサーが言っていることだ。
プーチンのウクライナ侵攻は、米欧がロシアへの経済制裁によって
自滅的にコモディティの利権を手放すことを引き起こし、
これからの転換の引き金を引いた。
プーチンが、QEの終了に合わせるタイミングでウクライナに侵攻したことも非常に重要だ。 (Credit Suisse Strategist Says We're Witnessing Birth of a New World Monetary Order) (US commodity crisis to give rise to new world order, says Credit Suisse’s Zoltan Pozsar)
米欧日のマスコミ権威筋は今回、
ロシアを極端に敵視する妄想にからめとられ、米欧日がロシアに持っている
コモディティのすべての利権を放棄すべきだとヒステリックに叫び続けている。
米欧日が放棄したコモディティの利権は中国側に買い取られていく。
これからのブレトンウッズ3の体制下で米国は覇権を失い、
米欧日が貧しい国になり、
中露イランは豊かな国になっていく。
米欧日がコモディティ利権を自滅的に手放して新体制を実現するために、
マスコミ権威筋の馬鹿げたロシア敵視の妄想が必要になっている。
(優勢なロシア、行き詰まる米欧、多極化する世界) (金融大崩壊への道)
この手の状況は初めてでない。
マスコミ権威筋はコロナ危機に際しても、コロナの脅威を誇張・扇動して
人々を恐怖に陥れて冷静な判断をできなくして、
都市閉鎖や休業要請やPCR強制など、コロナ対策になっておらず
無意味に米欧日の経済を自滅させるだけの超愚策を延々とやらせた。
その結果、消費が中心の米欧日の経済が大幅にへこみ、
QEのやりすぎでドルに対する負担が急増し、
米国覇権の終焉を早めた。
中国はいまだにときどき強烈な都市閉鎖をやっているが、
これは習近平が自分の権力を強化するために喜んで都市閉鎖や
ゼロコロナ策をやっているのだと考えられる。
(コロナ帝国の頓珍漢な支配が強まり自滅する欧米) (ロシアを「コロナ方式」で稚拙に敵視して強化する米政府)
米欧日のマスコミ権威筋が、
コロナと並んで妄想を扇動して経済を自滅させる策を
やってきたもう一つの分野は地球温暖化対策だ。
化石燃料の利用は気候変動にほとんど関係なく、温暖化人為説は無根拠なのに、
マスコミ権威筋は化石燃料利用のせいで劇的な温暖化が
起きるという妄想を人々に信じさせ、それを妄想だと言う者たちを無力化し、
欧米諸国が石油ガスの利権を世界的に放棄し、
原発を止めてしまう自滅策をやるように仕向けた。
その結果、石油ガスの利権は中国など非米諸国の側に転がり込み、
今回のウクライナ戦争を機に、石油ガスの利権を非米側に渡して原発も
止めてしまった欧米諸国が決定的な負け組になっていく覇権転換の流れを作った。
(欧米の自滅と多極化を招く温暖化対策) (英米覇権の一部である科学の権威をコロナや温暖化で自滅させる)
マスコミ権威筋が妄想を扇動して米欧日の諸国に自滅策を強要させてきたのは、
偶然の産物でなく意図的なものだ。
米欧日のマスコミ権威筋の上位にいる米諜報界(深奥国家)が、
米国覇権の崩壊と多極化を引き起こすために
マスコミ権威筋を動かしてきたと考えられる。
今回のウクライナ戦争は、その流れの総仕上げになっている。
その他、今回の記事で書きたいこととして、
昨日の記事に書いたウクライナの避難民の関連で追加の話がある。
ロシア政府の防衛省が、
ウクライナ人でロシアへの避難を希望する人が260万人いると発表している。
この260万人は、ウクライナからポーランドやルーマニアなど西方の欧州諸国に
越境避難したとされる公式数250万人の難民とは別の人々である。
(More than 2 million people asked Russia for evacuation - Defense Ministry) (ウクライナ難民危機の誇張)
ウクライナ人のうち親露的な人々(
ロシア語を母語とするロシア系住民と、母語はウクライナ語だが親露的で
ロシア語も話せるウクライナ系親露住民の合計)は、
東部のドンバス2州(約400万人)や北東部の元ロシア領を中心に
全人口(4000万人)の4割ほど(1600万人ぐらい?)と思われるが、
彼らはマイダン革命後の内戦下で、ウクライナ軍部に浸透したロシア敵視の
極右から嫌がらせや略奪発砲などをされるようになり、
ロシアへの移住を希望する人が増えた。
ロシア政府は数年前から、ドンバス2州で70万人の希望者にロシア旅券を発行した。
2州の自動車のナンバープレートはロシア国内をそのまま走れる。
今回、ロシア軍が侵攻後、ウクライナの2000の市町村で
ロシアへの避難を希望する人を募ったところ、
3月5-7日の3日間だけで200万人が申請したとタス通信が報じている。
その後、3月13日には264万人に増えた。
戦争中のウクライナで
侵略軍である露軍が3日間に200万人の申請を受け付けることなど
できるのかと疑われるが、親露派が行政府をおさえている市町村も
けっこうありそうだし、侵攻のずっと前から露政府がウクライナ親露派の
越境希望の申請を受け付けていた可能性もあるので、
260万人の登録はあり得ないことでない。
この260万人は難民でなくロシア旅券を持ち得る人々だ。
ポーランドなど東欧の反露諸国の政府が出している難民数は
誇張されている可能性が高い。
ロシア政府が出している避難希望者数も、
東欧側の難民数と同水準にして「ロシアも頑張っているんだ」と
言いたい戦争プロパガンダかもしれない
(越境者でなく希望者なので適当な数字を出しやすい)。
だが、そうでなくて実際の希望者数かもしれない。
(Over 2.6 million people asked Russia to evacuate them from Ukraine - ministry) (В Минобороны России заявили о 2,6 миллиона обращений украинцев об эвакуации в РФ)
記事
おまけ
3月16日プーチン大統領
— トマト🎌 #Free Speech. (@WkmqsRJ1QaZ1Kzs) March 16, 2022
「ウクライナでは、国防総省の指導の下、その財政的支援を受けて生物兵器計画、コロナウイルス、炭疽菌、コレラ、アフリカ豚コレラ、その他の致命的な病気のサンプルを含む実験を含む軍事生物学的プログラムが実施された。約10の研究所のネットワークが運営された」と述べた pic.twitter.com/cfit783Mwu
インドはロシアとの主要な石油契約に署名します。 この契約によると、インドへの石油輸出量は、大幅な価格割引で350万バレルの石油になります。 新聞の情報筋によると、ロシアはインドへの石油の配達とこの取引の保険を担当します。https://t.co/fCsxHOzQvh
— トマト🎌 #Free Speech. (@WkmqsRJ1QaZ1Kzs) March 16, 2022
人身売買でフロリダ州で逮捕された108人のうちディズニーの従業員
— トマト🎌 #Free Speech. (@WkmqsRJ1QaZ1Kzs) March 16, 2022
フロリダ州ポーク郡保安官事務所は水曜日、「マーチサドネス2作戦」で100人以上が逮捕されたと発表しましたhttps://t.co/P7dMeLGj5Y
マザーテレサ 男♂️https://t.co/Nlcuw45ZUB
— トマト🎌 #Free Speech. (@WkmqsRJ1QaZ1Kzs) March 16, 2022
古いタルタリアの柱
— トマト🎌 #Free Speech. (@WkmqsRJ1QaZ1Kzs) March 16, 2022
見た目はとてもシンプルですが、今でも信じられないほど、構築するのは非常に困難です。
石造りの仕事をしている人なら誰でも、赤レンガで丸い柱を作るのがいかに難しいかを教えてくれます。 事前の知識がなければ、それはほぼ不可能です。 pic.twitter.com/uIPvjXLtwp
ウクライナの罠だと気づいたアメリカイギリスの傭兵脱走開始!
— Lira (@Lira1689) March 16, 2022
せやから行くなと… https://t.co/9ioxc5yJRH
世界的金融崩壊の始まりがすぐそこに。
— かんろ (@JC1oAxgs4D6D3kc) March 15, 2022
嵐は「ファイナンス・ファースト」ですから。https://t.co/yYust6jlgX
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Tiger cub sneaks up on its mom.🐅😅 pic.twitter.com/kn7YsZsMpC
— 𝕐o̴g̴ (@Yoda4ever) February 16, 2022
Spectacular murmuration of starlings.🕊️🕊️🕊️😍 pic.twitter.com/l3aTH8YXxA
— 𝕐o̴g̴ (@Yoda4ever) March 16, 2022
I got you, bro..🐢💪❤️ pic.twitter.com/wG484zwHAv
— 𝕐o̴g̴ (@Yoda4ever) March 13, 2022
お越しいただきDankeでございます![]()
