暑い日が続き、涼める場所を探して砥部町の銚子ダムに行きました。銚子ダム周辺は気温30℃で下界より気温は少し低く、風は少し涼しかったです。


銚子ダムの石碑

銚子ダムは昭和42年の大渇水で農業用水が不足したため、昭和52年に建設された農業用水用のダムです。昭和42年は梅雨の季節にまったく雨が全く降らなかったことを覚えています。小学2年生だった私は、近所の石手川の水が少なくなり、オイカワやカワムツ等の川魚が簡単に捕まえられたので歓喜しました。昭和42年の時点で石手川ダムが建設されておらず、石手川にはウナギを含む様々な川魚が生息していて、モクズガニもよく見かけました。


ダム湖の貯水率は70%くらいはあるかな?

3月から4月にかけて銚子ダムにはワラビやフキノトウを取りに来ましたが、その時の貯水率は30%くらいで農業用水の不足が危惧されていました。しかし、今年の梅雨はよく降ったので、現在の貯水率は十分みたいです。


ダムの遊歩道を歩きました

ダムの遊歩道を歩いて植物、キノコ、昆虫を探しました。まずは日の当たらない側の遊歩道から散策を始めました。通常、こちら側の遊歩道はぬかるんでいますが、今回は乾燥してかさかさでした。


ヤブラン

ヤブランが3本生えていました。花を見ると元気になります。


枯れたウツボグサ


小さなウツボグサ

季節はずれでウツボグサが残骸になっていました。


ヤブソテツ


シシガシラ

法面にはよく見るシダのヤブソテツやシシガシラがありました。


ヒナバッタ

遊歩道を歩くと小さなバッタが飛び出してきました。ヒナバッタのようです。


遊歩道の中間地点

遊歩道の中間地点に来ました。中間地点を過ぎると日当たりが良くなり、暑くなります。しかし、乾燥しやすい道ですが、昆虫がよく見られます。


糞から水を吸うゴマダラチョウ


遊歩道に糞が落ちていましたが、ゴマダラチョウがこの糞に取り付いて水を吸っていました。乾き気味なので、蝶にとって適当な水場がないのかもしれません。


ミスジチョウ

飛び方に特徴のあるミスジチョウも見つけました。



オニユリ

花があまり無く、少し殺風景な散策になりましたが、最後の最後でオニユリを見つけました。



遊歩道の終点

1時間くらいの散策でしたが、キノコは見つかりませんでした。