5月26日の高縄山のキノコ探しの続きです。


乾燥したヒトヨタケ

林道脇の積もったスギの枯葉の間から乾いたキノコのカサが覗いていました。これは乾いたヒトヨタケで、日持ちのしないヒトヨタケらしくキノコの一部が黒く溶けていました。


ウラシマソウ

花から釣竿のような細長いヒモが伸びていて、それを釣りをする浦島太郎に準えてウラシマソウと呼ばれる植物も見つかりました。


コケイラン?

小さくて目立たない植物でしたが、コケイランと思われる小さな植物も見つかりました。


ギンリョウソウ

光合成をしない植物として知られるギンリョウソウが今年も生えていました。養分は外生菌根菌(キノコの一種)と共生して得ているそうです。


ツキヨタケ


同上

林道を歩いていたら昨年倒れたブナの朽木からツキヨタケが沢山発生していました。例年なら高縄山でのツキヨタケの発生は8月後半から10月になるはずですが、今年の発生はとても早いです。4月下旬から5月初旬まで雨が多かったことが発生が早くなった原因かな?ツキヨタケをじっくり観察していたら、高縄山の登山を楽しんでいる人から、このキノコは食べられるか?と聞かれました。ツキヨタケが有毒であることを知らない人が多いのに驚かされます。


ムラサキ?

ムラサキと思われる植物も見つかりました。

オオキヌタソウ

オオキヌタソウの小さな花を見ることができました。


タマチョレイタケ?


そのヒダ

林道脇で乾いたキノコを見つけました。ヒダの形からするとタマチョレイタケのようです。タマチョレイタケは若くて柔らかい時は食べられますが、このキノコは硬いので食べない方が良さそうです。


林道を下ります

林道を降ると昨年シロカイメンが生えていた朽木を見つけました。昨年と同じく大きなシロカイメンタケが生えていました。


シロカイメンタケ

生えていたシロカイメンタケは真っ白で美しかったですが、よく見るとシロカイメンタケの下に古いシロカイメンタケがありました。昨年のキノコの上に新たにシロカイメンタケが生えたのかな?