6月3日の高縄山のキノコ観察の続きです。


ヌメリスギタケモドキかな?

林道を歩いていると朽木に崩れかけたキノコが生えているのに気づきました。おそらくヌメリスギタケモドキでしょう。食菌ですが、これでは食べられません。


大きな朽木があった!

林道の先にキノコが生えていそうな朽木が横たわっていました。


ニクウスバタケ


カワラタケ

良質のキノコの発生を期待しましたが、食用にならないニクウスバタケとカワラタケしか生えていませんでした。


変形菌(粘菌)

加えて変形菌も生えていました。以前、変形菌は菌類の一種でしたが、ミトコンドリアDNAの解析から、今は原生生物に加えられています。


ヒシベニボタル

朽木の向こうはスギ林でキノコの発生はあまり期待できないので、頂上に向かう遊歩道に戻りました。途中、葉に止まった小さなヒシベニボタルを見つけました。


ツキヨタケの幼菌

ブナの朽木にツキヨタケの幼菌が生えていました。ツキヨタケは通常9〜10月に生えるキノコなので、5月の発生は珍しいです。ツキヨタケの幼菌は食菌のムキタケに似ているので要注意です。


ジャニンジン

遊歩道を歩いているとジャニンジンがありました。


謎のキノコ


同上


同上

遊歩道脇にの落ち葉の間からキノコがカサを覗かせていました。誰かが触ったらしく、残念ながら大半のキノコが傷んでいました。このキノコは春によく出会いますが、今だに同定できていません。コザラミノシメジと同定したことはありますが、少し違うように思います。


ハチノスタケ


同上

さらに遊歩道を登るとハチノスタケがありました。カサの裏がハチノスの形をしています。硬くて食べられません。


ムラサキケマン


クルマバソウ


タニギキョウ

遊歩道を登るとムラサキケマン、クルマバソウ、タニギキョウが見つかりました。

高縄山の山頂には展望台があって眺めは良いですが、高所恐怖症なので、展望台に登らず帰りました。