5月3日、自宅から30分で行ける高縄山に行きました。4月10日以来の高縄山の散策です。今年の初めから高縄山ではスギの伐採と搬出が始まったため、平日に行くと木材を運ぶ大型トラックとすれ違いをすることがあり、ヒヤヒヤしながら車を運転することになります。5月3日は休日なので大型トラックとすれ違いをするかとはないと思いました。

予想通り、山の作業をする人の車はありましたが、大型トラックと出会うことはなかったです。


ヒトリシズカ

頂上付近の駐車場に車を停めましたが、駐車場の側にヒトリシズカがありましたが、花はもう終わっていました。


ムラサキサギゴケ

ムラサキサギゴケの花も見られました。小さい可愛い花です。


マムシグサ

有毒のマムシグサがありました。花がもう少しで咲きそうです。


高縄山の看板

頂上に向かって歩いていると高縄山の看板があります。


コフキサルノコシカケ

看板の近くにブナの大きな朽木があり、巨大なコフキサルノコシカケが生えています。このキノコはもう10年くらい経ているかな?


ニガクリタケ

コフキサルノコシカケの下に黄色いキノコが生えていますが、これは猛毒のニガクリタケです。ニガクリタケは秋に見ることが多く、春に生えるのは珍しいです。


カイメンタケの幼菌

同上

付近を散策するとカイメンタケの幼菌が見つかりました。カイメンタケは針葉樹の森林でよく見られ、無毒ですが硬くて食用になりません。


ウラシマソウ

マムシグサと同じテンナンショウ属のウラシマソウがありました。花から長いヒモのようなものが伸びており、これが釣竿に見立てられてウラシマソウと呼ばれています。テンナンショウ属の植物なので有毒です。


イチリンソウの保護区に向かいます

イチリンソウの保護区にされている場所に向かいました。


オオキヌタソウ

最初に目に入った植物はオオキヌタソウです。山でよく見る植物ですが、準絶滅危惧種に指定されています。


シコクブシで一杯

10年前、保護区にはイチリンソウが沢山生えていましたが、今はシコクブシが繁茂し、イチリンソウを見かけなくなりました。シコクブシは毒草で知られるトリカブトの変種で有毒です。


イチリンソウ

シコクブシに隠れて僅かですが、イチリンソウが生えていました。残念ながら、イチリンソウの花は終わっていました。


ハシリドコロ

花は終わっていましたが、有毒のハシリドコロもありました。


ヤマシャクヤク

ヤマシャクヤクも見つかりましたが、花は終わっていました。ヤマシャクヤクの花は見たかったな!


続きます。