4月28日に今治市の綱敷天満神社のクロマツ林にショウロを探しに行きましたが、ショウロは見つかりませんでした。しかし、デングタケが見つかったので、キノコ探しを続けました。


ササタケ


同上

コケの生えた場所で茶色のカサを持つキノコを見つけました。このキノコはササタケでしょう。毒抜きすれば食べられないことはないらしいですが、美味しくないらしいので、採集はやめました。


アミタケ


ヒダが管孔になっています


周辺にはアミタケがいくつも生えていました


クロマツの根にクリーム色のカサを持つ大きなキノコが生えていました。ヒダが菅孔になっているのでイグチの一種で、カサの色からアミタケと同定しました。アミタケは食菌なので、早速採集しました。周辺を調べるとアミタケがいくつも発生しており、新しいものは採集しました。最近雨がよく降ったのでアミタケの発生が促進されたのかもしれません。アミタケは味噌汁に入れて試食する予定です。


カキシメジ


同上

クロマツ林のコケの生えた湿った場所でシメジ形のキノコを見つけました。一見食べられそうですが、残念ながら、このキノコは有毒のカキシメジです。塩蔵したり湯掻いたりすれば食べられるという噂を聞いたことはありますが、君子危うきに近寄らずということで、観察するだけにしました。


モリノカレバタケ


同上

落葉分解菌のモリノカレバタケも見つかりました。モリノカレバタケは毒を含まないとされていますが、小さくて味もよくないとされ、食菌にはされていません。


今回の綱敷天満神社のクロマツ林の散策では目的のショウロは見つかりませんでしたが、食菌のアミガサタケが採集できました。毒キノコですが、夏のキノコのデングタケとカキシメジが見つかったことはキノコ好きにとっては収穫となりました。