今回の写真もネットから拾ったものを使わせていただきます。

2000年の7月頃、友人とニューメキシコ州のサンタフェとラスベガスを観光しコロラド州を北上していたら、パイクスピークの案内板が目に入りました。


パイクスピーク

パイクスピークは標高4301mで富士山よりも高い山です。2000年頃、レーシングドライバーのモンスター田嶋氏がスズキの改造車に乗ってパイクスピーク・インターナショナル・ヒルクライムで大活躍しており、行ってみたくなりました。

パイクスピーク・インターナショナル・ヒルクライムはガードレールのない急勾配の登山道を一気に駆け上がる過酷なレースです。後にロッキー山脈の3000m以上の場所を車で走りましたが、空気が薄いためガソリン車でもディーゼル車のような黒煙を吐き出し、パワーも大幅ダウンでした。


パイクスピークの登山道(男にガードレールはいらないとのキャッチフレーズが書かれていました)

パイクスピークの登り口に到着するとコグ鉄道の駅があったので乗車しました。コグ鉄道はレールの真ん中に歯型のレールがあり、歯車を噛ませて急勾配を登って行く鉄道です。4300mの頂上まで2時間で登ります。


パイクスピークコグ鉄道

7月ですが、2000mを過ぎるくらいから寒くなり、頭痛を感じるようになりました。2時間で頂上に着きましたが、雪があって寒く、頭痛はするわ体に力が入らないわとボロボロでした。多分高山病になりかかっていたのでしょう。冷たい風がだんだん強くなってきました。


パイクスピークコグ鉄道の名物のドーナツ

頂上駅の名物はドーナツで、汽車が到着すると小学生は売店に殺到しました。子供は本当に元気だな!私は寒さと高山病でふらふらしており、ドーナツを食べる気力はありませんでした。30分後、降りの汽車に乗りました。2000mより下がると暖かくなり、高山病も全快しました。