今回からもネットで拾ってきた写真です。レッドソックスとカンザスシティロイヤルズの試合を見た翌日、ミズーリ州の観光地になっているジェシー・ジェイムズの生家の農園を見に行きました。


再現された生家の農園

ジェシー・ジェイムズな生家は焼き討ちで焼失しているので、記念館は復元したものです。


ジェシー・ジェイムズ(1847-1882)

ジェシー・ジェイムズは兄のフランクと一緒に南北戦争に参戦しますが、北軍の勝利により敗残兵として故郷(見学した農園)に戻りました。ミズーリ州では北軍兵士が鉄道会社(当時は地域紙幣も発行していたようです)が戦勝軍として乱暴狼藉を働くことにジェシー・ジェイムズは怒りを覚え、仲間と共に駅馬車を襲うアウトローになりました。さらに史上初の銀行強盗に成功、全米にその名が知られるようになります(強盗された銀行も記念館になっています。150年くらい前の強盗の場所が文化財扱いされていることはアメリカらしい)。ついにアウトローの取り締まりで有名なアラン・ピンカートンが動き出しました。アラン・ピンカートンが創設したピンカートン探偵社は今も警備会社として活動しでいます。


ピンカートン探偵社のロゴ(WE NEVER SLEEPは有名)

カリフォルニアのショッピングセンターではピンカートン探偵社のバッチをつけたガードマンをよく見かけました。

ジェシー・ジェイムズは仲間な裏切りによって暗殺されましたが、逃げ延びて義賊として活躍したとの伝説があります。異説を読んでみると義経やネズミ小僧の伝説みたいで面白かったです。

ジェシー・ジェイムズの映画では「Frank and Jesse(ワイルド・ガンズ)」が好きです。アメリカアウトローは見たはずですが、印象に残っていません。


もう一つアメリカで興味深かったのは銀行のウェルスファーゴです。


何故か駅馬車が描かれています


ウェルスファーゴは元々、カリフォルニアで採掘された金を運ぶ駅馬車の会社でしたが、金が枯渇してからは金融業に手を広げて現在に至っています(ジェシー・ジェイムズに襲われた?)。カリフォルニアのゴールドラッシュで生き残ったのは金を実際に掘った人達ではなく、金を掘る道具をレンタルした業者、お金を貸した人達や金曜日を運んだ業者だったことは興味深いです。